駆除専門業者

少子高齢社会による担い手不足で減少する農家とは裏腹に、増加の一途をたどる獣害被害は農林業界で大きな問題となっています。

しかし、獣害被害は地方に限った問題ではありません。

都市部でもハクビシンなどの害獣被害や、カラスやハトによる害鳥被害、害虫被害が報告されています。

害虫被害や鳥獣被害に遭遇したときに、どのように対処すれば良いのか悩む人も多いのではないでしょうか。

専門的な知識がなければ、正しい対処も難しいと思います。

そんな時に頼りになるのが、駆除専門の業者。

今回は、害虫や鳥獣被害に遭ったときに駆除専門業者を選ぶポイントを解説します。

害虫・害鳥・害獣被害で駆除専門業者を選ぶときのポイント

ハチの被害

害虫被害や鳥獣被害に遭ったときに、最もおすすめの対処方法は駆除専門業者へ依頼する方法です。しかし、中には悪徳業者も紛れているので、駆除専門業者へ依頼をする場合は下記の内容に注意しましょう。

< 駆除専門業者に依頼するときに意識するポイント >

①:相見積もりをとる(最低3社程度依頼して相場を把握)

②:駆除後に再発防止の対策をしてくれるか確認

  (侵入経路を確認しないと、再侵入される危険性がある)

③:保証の有無と内容の確認

  (害獣が再侵入した場合の再駆除・シロアリ駆除の保証期間が備わっているか)

④:仲介業者(紹介業者)に注意

  (相談窓口が単なる仲介業者の場合は多額の紹介料を請求される)

⑤:口コミ評価を確認

⑥:実績を確認

駆除専門業者の中には、出張現地調査・事前見積もりなどを無料サービスしてくれる業者もあります。

最も気を付けなければいけないのが、手抜き作業で高額料金を請求してくる業者です。しっかりと事前調査を行い、悪徳業者に依頼しないように注意しましょう。

個人で対応可能な駆除方法

花と虫

鳥獣に比べて害虫の駆除はハードルが下がりますが、中にはスズメバチなどの危険が害虫もいるので注意しなければいけません。

個人で害虫駆除を行う場合には、以下の道具が有効的なので参考にしてください。

< 個人で害虫を駆除するための方法 >

害虫駆除に有効的な道具対象の害虫
殺虫スプレーゴキブリ、ムカデ、蛾、クモなど
忌避剤シロアリ、ノミ、ダニ、シラミなど
粘着虫取りゴキブリ、ハエ、蚊など

鳥獣駆除については「鳥獣保護法」が関係してくるので、個人での駆除はおすすめできません。

しかし、応急処置として下記の方法なら実践可能です。

< 個人で害鳥・害獣に対処する方法 >

害鳥・害獣に有効的な道具概   要
忌避剤鳥獣が嫌う匂いが混ぜ込まれた薬剤を設置
高輝度ライト強い光が苦手な鳥獣が多いため光で撃退
超音波機の設置鳥獣が嫌う超音波を発する機械で撃退
空砲・ロケット大きな音を出して追い出す

鳥獣の駆除については、「鳥獣保護法」によって個人が許可なく鳥獣を捕獲・損傷を負わせると、最大で300万円以下の罰金または3年以下の懲役を受ける可能性があります。

また、害虫とは違い体毛のある鳥獣の身体にはノミやダニなどの寄生虫が多く住み着いています。それら寄生虫を媒介として、様々な感染症に罹患する危険性もあるので、個人で鳥獣を駆除することはおすすめできません。

横浜市で発生している害虫・害鳥・害獣被害

横浜港の風景

現在、横浜市で確認されている害虫・鳥獣被害を下記にまとめました。

< 横浜で確認されている害虫被害 >

害虫の種類被害内容
ハチ刺されることによる痛み、腫れ、痒み
ゴキブリ病原菌を運搬してくる、不快感
シラミ痒み、かき傷による化膿
痒み、場合によっては感染症

< 横浜で確認されている害鳥被害 >

害鳥の種類被害内容
カラスゴミ置場の散乱、鳴き声による騒音
ハト糞被害、糞によるアレルギー・感染症
ムクドリ騒音被害、糞被害

< 横浜で確認されている害獣被害 >

害獣の種類被害内容
ハクビシン糞尿被害、騒音、場合によっては感染症
アライグマ糞尿被害、場合によっては感染症
ネズミ食害、場合によっては感染症

まとめ

駆除専門業者を選ぶうえで、意識するポイントは以下のとおりです。

①:相見積もりをとる

②:駆除後の再発防止作業の有無

③:保証の有無と内容の確認

④:仲介業者(紹介業者)に注意

⑤:口コミ評価を確認

⑥:実績を確認

害虫・害鳥・害獣に遭遇しても、個人で対処できる範囲は限られるので、基本的には駆除専門業者へ依頼するのがおすすめです。特に害鳥・害獣に関しては「鳥獣保護法」によって厳しく守られています。

法に触れた場合は、大きな罰を受けてしまうので十分に注意してください。

今回ご紹介したように、駆除専門業者を選ぶ際の注意ポイントをしっかりと把握して、安心安全な生活を取り戻しましょう。