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自分が入居しているアパート・マンション・戸建て賃貸物件で害虫被害に遭ったら、「どこに連絡すればいいのか?負担はどうなるのか?駆除方法については?」など悩ましい問題が盛りだくさんです。

害虫にはさまざまな種類が存在し、被害内容も多岐にわたるので発見したら早急に駆除したいはず。しかし、個人で安全に害虫を駆除する方法や駆除した後の対策など、正しい情報を把握するのは難しいです。

今回の内容を通して、個人で対応することが可能な害虫駆除の方法と、安全で確実な対策についてしっかりと学んでいきましょう。

賃貸物件で害虫被害に遭った場合の適切な駆除方法

ハチが飛ぶ

賃貸物件で害虫を発見した場合は、近くに巣を作っている可能性も考えられるので、まずは害虫駆除業者と不動産管理会社へ連絡を入れましょう。

駆除費用の負担については、害虫が発生した原因が明らかに入居者側にある場合(不衛生な利用法などの場合)は、借主側の負担になります。

しかし、害虫が発生した理由が貸主側の管理体制の不備によるものだった場合、害虫駆除の費用は貸主側に発生します。害虫が発生した原因や状況に応じて負担区分が分かれるため、専門業者に詳しく調査してもらうのが確実でしょう。

他の入居者も利用している賃貸物件でシロアリを発見した場合は、自分1人の問題ではありません。発見したら、速やかに物件管理会社・または害虫駆除の専門業者へ連絡するようにしましょう。

確実に駆除する手段としては、害虫駆除の専門業者に依頼する方法ですが、ゴキブリ1匹などの場合は個人で駆除しても問題ありません。市販の殺虫剤などを使用して無理のない範囲で駆除するようにしてください。

個人でも可能な害虫のおすすめ駆除方法

殺虫剤をかける男の人

発見した害虫が1匹の場合は、市販で入手することができる「スプレー型の殺虫剤・置き型殺虫剤・粘着タイプの置き型虫取り」などで対応することが可能です。

なお、スズメバチやムカデなどの毒を持った害虫の場合は、1匹であっても素手で対処しないように注意しましょう。

特にスズメバチは、仲間を呼び寄せる習性がありますもしもスズメバチに集団で攻撃された場合は、アナフィラキシーショックを起こして最悪の状況だと死に至る危険性も。

個人で対処するのが難しいと感じたら、迷わず害虫駆除の専門業者へ連絡することをおすすめします。

また、単体でも「ゴキブリが1匹いると50匹いる」とも言われるように、近くにコロニー(巣)が作られている可能性もあります。コロニーと呼ばれる虫の巣を個人で駆除するには、多くの専門知識と準備が必要なので極めて困難です。

コロニーの駆除に失敗したら、害虫が別の場所に移動して被害が拡大してしまう危険性もあるので、個人での駆除には注意しましょう。

害虫を駆除した後の正しい予防対策

害虫が建物内に侵入してくる方法は、室外機(エアコン)や軒下、窓などの隙間からの侵入です。

害虫の駆除に成功したら、侵入してきたと思われる箇所を徹底的に調べあげ、隙間を埋める方法しかありません。併せて建物内に、欠損して空いてしまった穴がないかも調べましょう。

そのほか、忌避剤と呼ばれる虫が嫌う薬剤が混ぜ込まれた置き型タイプの虫除け剤や、スプレータイプの忌避剤なども有効的です。

賃貸物件で害虫被害に遭った場合の被害内容

アリの発生賃貸物件に限らず住宅における最大の害虫被害は、シロアリによる建物内部のダメージ。

シロアリ被害を受ける主な賃貸住宅・戸建て住宅の特徴として、シロアリの好物でもある木材が使用されている木造住宅です。特に、木造住宅で築年数が経過している物件や、近隣が多湿地などの虫が好むような環境に立地している物件は要注意。

殺虫剤や忌避剤などの応急処置では解決できないこともあるので、早急に専門の害虫駆除業者へ連絡しましょう。

そのほかにも、敷地内の樹木から大量発生したチャドクガや、スズメバチの巣の発見など、住民の生活がいちじるしく危険に晒される被害も報告されています。

大量発生した状態の害虫を駆除するには、専門の装備・道具・薬剤などが必要です。場合によっては命の危機に関わるような状況もあり得るので、決して個人で駆除しないようにしましょう。

まとめ

賃貸物件で害虫被害に遭ったら、無理のない範囲であれば個人で駆除しても問題ありません。

しかし害虫が大量発生している状況や、コロニー(巣)を発見したら、無理をせずに害虫駆除の専門業者と賃貸物件の管理会社に連絡しましょう。

害虫駆除の専門業者に依頼すれば、害虫駆除の後に再発防止のための作業も行ってくれます。

個人で害虫の侵入を防止するための対策としては、市販でも十分な効果が期待できる「忌避剤、殺虫スプレー」などがおすすめ。

害虫の種類や状況によって判断はさまざまですが、最も安全で確実に害虫を駆除する方法は、害虫駆除の専門業者に依頼する方法です。害虫はある日、突然私たちの前に現れて、生活を脅かす危険な存在。

個人で駆除できない場合は決して無理をせずに、今回ご紹介した方法を駆使して適切に対処してください。