害虫を安全に駆除する方法と被害に遭わないための対策

私たちの健康面や生活を脅かす害虫は、アリやクモ、ムカデ、ダニなど様々な種類が存在します。

中には毒を保有している害虫もいるので、庭先や屋内で遭遇した場合は安全に駆除したいところ。小さな子どもや体の弱い高齢者と一緒に生活している場合は、心配も大きくなるはずです。

個人でも迅速に対処するための駆除方法や、安全で確実な害虫対策をしっかりと把握して正しく対応しましょう。

個人でも害虫を駆除する方法

個人でも害虫を駆除する方法

ムカデやダニ・ノミといった人間の健康面に害を及ぼす害虫以外に、フォルムやモーションなどの存在自体が恐ろしいゴキブリなども存在します。

虫の恐ろしいところは、1匹の個体を発見した場合、近くに巣が存在する可能性も高いので実態としては数万匹〜数百万匹にものぼる可能性もあること。

害虫を駆除するのにおすすめの方法を下記にまとめました。

< 個人におすすめの害虫駆除剤 >

おすすめのタイプ別駆除剤 対象害虫
スプレー型殺虫剤 ゴキブリ、ムカデ、アリなど
置き型忌避剤 アリ、ゴキブリ、シラミなど
置き型殺虫剤 ダニ・ノミ・シラミ、ゴキブリなど
スプレー型忌避剤 ゴキブリ、ムカデ、クモなど

屋内や庭先に巣を作っている可能性も考えられるので、駆除後も定期的に現れる場合は専門の駆除業者に相談しましょう。

害虫を駆除した後の再発防止のための対策

害虫を駆除した後の再発防止のための対策

庭先や屋内で害虫に遭遇した場合は、3つの可能性が考えられます。

  1. どこかの隙間から侵入してきたばかり
  2. どこかの隙間から侵入してきて、巣づくりを始めようとしている
  3. 既に巣を作り終えて繁殖した害虫(第二世代)

1〜2の段階であれば、早急な対処により害虫被害を阻止することが可能です。

しかし、3の段階に進んでしまった場合は速やかに害虫駆除業者へ依頼して、さらなる害虫被害の拡大を抑えることをおすすめします。

2の段階でも、手順や駆除方法を間違えてしまうと、害虫が巣を作り終えてしまう危険な状況だということを認識しておきましょう。

詳しい状況は専門の業者に調査してもらわないと分かりませんが、侵入段階での駆除に成功した場合は、再発防止のために下記の対策に努めてください。

< 害虫を駆除した後に必要な再発防止対策 >

おすすめの再発防止方法 概   要
駆除剤や忌避剤の散布・設置 害虫が嫌がる薬剤を散布して侵入防止
庭先の雑草の除草 害虫の隠れみのをなくす
屋内の除湿 多くの害虫が狭小多湿な場所を好む
侵入経路を塞ぐ 室外機などの小さな隙間から侵入してくる
整理整頓・清掃 多くの害虫が衛生的な環境を嫌う

害虫による主な被害内容

蚊以外にも、ノミ・ダニも病原菌を媒介して感染症にかかる危険性のある害虫。

そのほか健康面に害を与える害虫は、毒を保有したアリ・クモ・ムカデ・ハチなどさまざまな種類の害虫が存在します。

また、健康面に危険が及ぶ害虫以外にも、生活面の基盤である住宅に大きなダメージを与えるシロアリも私たちの生活を揺るがす脅威と言えるでしょう。
ゴキブリに関しても、突然の出現による驚きと不快感を与えたり、サルモネラ菌などの病原菌を持ち運んできたりすることも。

これらのように害虫による被害は広範囲にわたり、小さな子どもやペットにも悪影響が及ぶ可能性があります。

日本で確認されている害虫の種類

下記に、国内で主に確認されている害虫をまとめました。

< 日本に存在する害虫と被害の内容 >

日本で確認されている主な害虫 被害内容
シロアリ 住宅の柱などを食い荒らす
ゴキブリ 病原菌の運搬、糞,死骸のアレルギー
ムカデ 咬みつき、痛み、腫れ、痒み
ハチ 刺される、アナフィラキシーショック
ノミ・ダニ・シラミ 痒み、アレルギー、感染症

中には強い毒を持つ害虫もいるので、発見しても素手で駆除してはいけません。死んでいると思っても、絶対に素手では触らないように注意しましょう。

個人での対応が難しいと感じたら、すぐに専門の害虫駆除業者へ相談するようにしてください。

安全に害虫を駆除するための方法

安全に害虫を駆除するための方法

屋内や庭先で単体の害虫を発見した場合は、個人でも市販の殺虫剤などで駆除することが可能です。

しかし、シロアリやスズメバチなどの害虫が巣を作っている姿を発見した場合は、速やかに専門の害虫駆除業者に依頼することをおすすめします。

個人でシロアリの巣を駆除しても完全に駆除しきれなければ、屋内の別の場所に巣を作られて被害が拡大してしまう可能性もあります。

また、スズメバチの巣を個人で駆除するのは非常に危険で、集団で襲われた場合はアナフィラキシーショックを起こして死に至る危険性も。

「個人では駆除しきれない」と感じた場合は、各行政に「害虫・鳥獣害相談窓口」が設置されているので、問い合わせてみましょう。そのほか、民間の害虫駆除専門業者に頼るのもおすすめです。民間の業者であれば、害虫を駆除した後に再発防止対策として侵入経路を埋めてくれたり、徹底した対策を取ってくれたりするので安心です。

まとめ

個人で害虫を駆除するための方法は、市販の殺虫剤などを使用して駆除する方法です。

また、多くの害虫が清潔で広くて明るい場所を嫌うので、駆除後は置き型忌避剤等を設置したうえで、屋内外を徹底して清掃するようにしましょう。

屋内や庭先で害虫の巣を発見した場合は、無理をせずに速やかに専門の業者に連絡を入れるようにしてください。

出張調査、事前見積もりを無料で実施してくれる優良の駆除業者も数多く存在します。

相見積もりを取って、口コミ評価や実績を比較しながら、害虫を駆除するための確実な方法を選択するように意識していきましょう。