イエダニとツメダニの症状の違いとは?「ネズミの巣でダニが大量発生」

こんにちは、プロープル広報のkikuです。

家で被害に遭うダニ刺され、その種類の中にツメダニとイエダニがいます。

イエダニと言っても、ネズミに寄生しているダニのことで、正しくは家の中にいるダニすべてを「家ダニ=イエダニ」と呼ぶわけではありません。

その刺してくるダニ「イエダニとツメダニの症状の違いとネズミの巣の関係」を解説しました。

イエダニとツメダニの症状の違いとは?

イエダニとツメダニの症状の違いとは何か?

ダニ刺されによる「イエダニ」と「ツメダニ」の症状の違いはあるのでしょうか。

症状の違い:イエダニの方が被害が大きい傾向にあります。

なぜ違うのか、イエダニとツメダニで刺された場合の特徴を見ていきましょう。

その特徴とは、イエダニはエサのために吸血を目的として衣類の中に潜り込み、柔らかい皮膚を好んで刺します。一方、ツメダニのエサはコナダニ類やチリダニ類であり、吸血を目的としないため、偶発的に人を刺してしまいます。

また、イエダニは、刺し口を変えることもあり、ツメダニよりも刺咬症(しこうしょう:刺されることで起こる皮膚炎)の跡が多く残る可能性が高いため、被害が大きくなる傾向があります。

症状にはアレルギー反応による個人差がありますが、イエダニとツメダニでは刺す目的が異なる点がポイントです。

イエダニは、柔らかい皮膚を好む傾向から、子どもや女性のほうが襲われやすく、症状が強く現れる場合があります。

一方、ツメダニも柔らかい皮膚に被害が集中する傾向がありますが、触れると身を守るために反射的に刺してくるため、柔らかい皮膚だけでなく他の皮膚も被害を受けることがあります。

いずれも、刺された跡など、被害の状況はダニの発生数によって変わります。


ネズミの巣があるとイエダニが大量発生??

ネズミの巣があるとイエダニが大量発生するの!?

見えない屋根裏や壁の中……

ネズミの巣があるとイエダニが大量発生する理由とはなんでしょうか。

その理由とは、ネズミの巣の中でイエダニが卵を産むからです。

イエダニの卵期は2〜5日で、卵は20個ほど産みます。
本来、ネズミに寄生するダニですが、寄生元であるネズミが死んだり、イエダニが増えすぎたりすると、エサ(吸血先)を求めて這い出して吸血してきます。

その結果、イエダニによる被害が増加してしまいます。

ネズミが巣をつくるその前に!ネズミがいるか確認する方法を専用ページで紹介。


一匹のネズミに何匹のイエダニ?

一匹のネズミに何匹のイエダニが寄生しているのでしょうか?

具体的に寄生しているイエダニ数は何匹なのでしょうか。

その数は、ネズミ一匹に平均して39匹の寄生虫がいると報告されています。

また、ある調査結果によると、一匹のネズミに1000匹以上のイエダニが寄生していることが確認されました。これだけの数のイエダニが寄生していることを考えると、ネズミの巣には驚異的な数のイエダニが生息し、大量発生が予測されます。

ネズミの繁殖能力はまさにねずみ算的で、そのままにしておくと大変なことになります。

天井や屋根裏のネズミについて知りたい方のためにまとめました。

<参考文献>:小松 謙之, Hong-Kean OOI, 内田 明彦, 都市ビル内に生息するネズミ類の外部寄生虫相, 衛生動物, 2013, 64 巻, 2 号, p. 79-82, 公開日 2014/01/08, Online ISSN 2185-5609, Print ISSN 0424-7086, https://www.jstage.jst.go.jp/article/mez/64/2/64_79/_article/-char/ja


イエダニとツメダニは何が違う?

イエダニとツメダニは何が違う。

症状の違いの他にイエダニとツメダニの違いとは、

違い:吸血するかしないかです。

イエダニは血を吸います、ツメダニは血を吸いません。

ですが、どちらのダニに刺されてもダニの唾液によるアレルギー反応で痒みがある皮膚炎の症状が現れます。

また、ダニ特有の遅延性反応で翌日以降に症状が現れます。


よくある質問

イエダニに刺された跡の特徴は?
ダニ刺されの特徴は、アレルギー反応により個人差があります。したがって、イエダニだけに特有の症状とは限りませんが、ダニ刺されは遅延反応によって後からかゆくなり、赤く腫れることが特徴です。
イエダニが発生する原因は何ですか?
イエダニが発生する原因はネズミが住み着いていることです。イエダニはネズミの巣に卵を産み、ネズミが巣立った後には行き場をなくしたイエダニが人間やペットを吸血するために襲いかかります。
布団にイエダニがいるかどうか確認する方法は?
布団の中でダニに刺される場合、イエダニのほかにツメダニの可能性もあります。ダニによる被害が発生しており、さらにネズミの存在を感じた場合は、イエダニがいると考えられます。
イエダニとは家にいるダニで『家ダニ』ですか?
家の中にいるダニのことを総称して『家ダニ』と呼ぶこともありますが、正確には『家ダニ=イエダニ』ではありません。イエダニはダニの一種です。

まとめ

  • イエダニとツメダニの症状の違いとは、イエダニの方が吸血により被害が強くなる可能性があります。ただし、症状の強さはアレルギー反応による個人差やダニの発生数にも依存する
  • ネズミの巣にはイエダニが卵を産むため、大量発生します。増えたイエダニは巣から出て人間を吸血します
  • 調査結果によると、一匹のネズミに1000匹以上のイエダニが寄生していることが確認されました。ネズミが一匹でも住み着くと、イエダニの被害が増加します
  • イエダニとツメダニの違いとは、吸血するのが『イエダニ』吸血しないのが『ツメダニ』です

イエダニに刺されるのは、宿主であるネズミが死んだり、移動したときにイエダニが落ちたり、天井や壁の中にある『ネズミの巣』からイエダニが這い出て寝室の布団などに潜り込むことが原因です。

ツメダニに刺されるのは、エサのコナダニ類やチリダニ類が増殖が原因で被害に遭います。


ダニの被害を抑えるには、根本的な原因を取り除くことが必要です。

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