吊るすだけ!ネズミの嫌いな匂いで寄せ付けない!【サシェ袋の作り方】天然芳香の忌避剤

こんにちは、プロープル広報のkikuです。

ネズミの被害に悩まされているけど、殺鼠剤(さっそざい)や、薬を使うのは正直不安……

駆除後のネズミの死骸とか気持ち悪いし、怖くて殺鼠剤は使えない。そもそも家には近づかないでほしい!!……その様なご相談を多く寄せられます。

そこで、ネズミを近づかせないためにも

今日のテーマは「吊るすだけ、ネズミの嫌いな匂いで寄せ付けない!【サシェの袋の作り方】」のお話しです。

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ネズミの嫌いな匂いとは

ネズミの嫌いな匂いとは

ネズミは清涼感のある強い香りを嫌う傾向があり、特にメントール系の「ペパーミント」や、シトラス系の香りを感じさせる「ユーカリ」を避ける傾向があります。

さらにネズミの嫌いな匂いとして

ハッカ脳と天然樟脳(しょうのう)の組合せが「天然の忌避剤」として非常に有効です。


【サシェの作り方】ハッカ脳と天然樟脳

ハッカ脳と天然樟脳のサシェ袋の作り方

ハッカ脳と天然樟脳(しょうのう)をそれぞれスプーン1杯(約5g)ずつ、ティーバッグやお茶のパック、小さな布の袋に入れる。(1袋に一種類づつ、別々に入れてご使用ください)

広報担当kiku広報担当kiku

ネズミの嫌いな匂いの天然「芳香忌避剤サシェ袋」に早変わり。

そのまま気になる場所、ラットサイン【ネズミがいるサイン】などに洗濯バサミや、袋のひもで吊るすだけでOK!

サシェとは

サシェとは

フランス語で「香り袋」布の袋や不織布のお茶パック、ティーバッグなどの小袋に入れた香水よりもふんわりと優しい香りを楽しむフレグランスアイテムです。

注意事項
揮発性(キハツセイ)があり、大体1〜2ヶ月でなくなります。ご使用時には重ねず、離してご使用ください。混ぜると反応して溶ける場合があります。直置きは、匂いがうつったり、衣類にシミがつく場合がありますのでご注意ください。ご使用には、ハッカ脳や天然樟脳の各パッケージ表示事項にご注意ください。

広報担当kiku

私は気になる場所に”ポン”とサシェ袋を置いて使っています。

今のところ、シミの被害はなく、心地よい香りなので、匂いうつりは気になりません。

<参考文献>:竹森 久美子、動物行動学に基づくネズミ忌避剤の効果検証、環動昆、2021、32巻、2号、p.53-59、公開日2021/08/06、Online ISSN 2189-7174、Print ISSN 0915-4698、https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjeez/32/2/32_53/_pdf/-char/ja


ハッカ脳とは

ハッカ脳とは

ハッカ脳【別名:薄荷脳、ハッカ結晶、メントール結晶、メントールクリスタル、ミントの結晶】とは、和種ハッカの主成分である「l-メントール」100%の結晶です。

主な用途:食品や生活用品、虫除け、タバコの香料として使われています。また、医薬品としても用いられ、芳香・消臭目的で調剤などにも広く使用されている。

また、自然界のメントールは全て「l-メントール」という成分で存在しています。和種ハッカには65〜85%含まれていて、ペパーミント(西洋ハッカ)は50 〜60%になりメントフラン(雑味)が含まれていることで区別されています。

その他にもハッカ油で忌避スプレーを作る方法もあります。

ハッカ油とは

ハッカ油とは、ハッカ脳(l-メントール)を取り除いて生成した副成分です。

ハッカ油とは

今回は個人で扱いやすく、l-メントール成分が多いハッカ脳の使用方法を紹介しています。ネズミが嫌いな匂いとしても効果的な忌避を望めます。

なぜ「脳(のう)」って呼ぶの?

主成分を脳と表します。結晶(結晶性テルペノイド化合物)=脳と総称で呼ばれています。

ハッカ脳の香り

ハッカ脳の香り(メントール結晶)

香り:「ペパーミント」と比べて、くっきりとしっかりとした清涼感

注意事項
食品添加物用のご使用をお勧めします。天然成分ですが刺激性があります。長期間、継続的、広範囲に多量の使用を避けてください。製品パッケージをご確認の上ご使用ください。

【ハッカのサシェ】トイレや気になる場所のニオイ対策にもおすすめです

トイレやリビングなど気になる場所のニオイ対策にもおすすめ

ハッカ脳だけを少し多めに(10gほど)お茶のパックなどに入れて、ニオイの気になるトイレやリビング、寝室に吊るせば、やさしいハッカの香りに包まれた癒やしの空間が広がります。

気になるニオイを抑え、心地よいリラックス効果もあり、自然の力でお部屋の空気を爽やかにしてくれます。


天然樟脳(しょうのう)とは

天然樟脳(テンネンショウノウ)とは

天然樟脳【別名:カンフル、カンファー】とは

クスノキ (楠)から水蒸気蒸留して精油し結晶化した、化学成分を使用しない昔から使われている天然の忌避剤(きひざい)です。

主な用途:クスノキ(楠)で作られたタンスや衣装箱は防虫効果により高級品として扱われていました。

天然樟脳の香り

天然樟脳の香り

香り:森の匂いを感じさせる、爽やかなスーッとした香り

注意事項
絶対に口や目に入れないように注意してください。妊婦、授乳中の女性、小さなお子さんがいるご家庭では使用を控えてください。製品パッケージをご確認の上ご使用ください。


【サシェの作り方】ヨモギとハッカの天然の忌避剤

【サシェ袋の作り方】ヨモギとハッカの天然の忌避剤

ヨモギの葉とハッカの葉をそれぞれ、茎ごと逆さに吊るし日が当たらないところで 1〜2週間乾燥させます。

乾燥後にティーバッグや布の袋などに入れると簡単なサシェ袋に早変わり

乾燥後は、茎から葉だけをはずし、3〜4枚ほど小さくカットして、ティーバッグや布の袋などに入れる。

ドライハーブはシミになる心配も少ないので、クローゼットや引き出しにポンと置くだけ、

広報担当kiku

ほのかな香りと、天然忌避のサシェ袋でリラックス効果も楽しめるのがうれしい


忌避効果には嗅覚と味覚の2パターンがある?

忌避効果には嗅覚と味覚の2パターンがある?

忌避効果には、嗅覚(きゅうかく)に反応する嗅覚忌避と、味覚(みかく)に反応する味覚忌避の2パターンがあります。

嗅覚忌避(きゅうかくきひ)とは

嗅覚忌避(キュウカクヒキ)とは

先ほど紹介した芳香忌避剤の「手作りサシャ」が嗅覚忌避に分類され、ネズミの嫌いな匂いで、ネズミや害虫を寄せ付けない効果が期待できます。

味覚忌避(みかくきひ)とは

味覚忌避(ミカクキヒ)とは

電気コードなど、「かじられると困る箇所」の被害を防ぐ方法として、

ネズミが嫌う味(例えばカプサイシン、正露丸など)や、嫌いな匂いの忌避剤をスプレーで処理して、かじられるのを防止する方法です。

カプサイシンで注意すべき点は、唐辛子を使用する際、唐辛子を食べる虫(ダニ類など)や、成分が弱くなるとゴキブリも引き寄せる可能性があることです。

よくある質問

ネズミが嫌いなアロマとは?
アロマとは、ハーブから抽出=エッセンシャルオイル(精油)に化学物質や香料を添加されたもので、その香料などに虫が集まる可能性がありますのでアロマの使用はお勧めできません。
ネズミ忌避スプレーの効果はどのくらいですか?
状況によりますが、6〜12時間です。匂いによる対策ですので個体差により鈍感なネズミもいます。また、匂いに慣れてしまい効果が薄くなります。忌避した後に侵入経路を塞ぐことが大切です。
珈琲(コーヒー)カスはネズミ対策になりますか?
ネズミが嫌いな成分のタンニンなど含まれていますが、忌避効果は期待できません。理由は味覚忌避として避けるのみで好んで食べないだけです。また、ゴキブリが集まる可能性もありますのでお勧めしません。

ネズミの嫌いな匂いは、一時的なネズミ忌避対策です。ネズミが家の中に侵入するのには理由があります。一度侵入したネズミは隠れてしまい、追い出すのが難しくなるため、侵入させないことが大切です。

広報担当kiku

自然の力を利用した、天然の芳香忌避剤です。やさしい効き目ですので、状況により効果が異なります。

ネズミの嫌いな匂いで忌避したら侵入経路を見つけて必ず対策してください。


まとめ

  • ネズミの嫌いな匂いの天然忌避剤の使用方法
  • ハッカ脳と天然樟脳を使用したネズミ忌避の効果的な組み合わせ
  • ハッカ脳と天然樟脳を使ったサシェの作り方と活用法
  • ハッカ脳の使い方と注意点について詳しく解説
  • クスノキ(楠)からとれる天然樟脳の使い方と注意点を専門的に解説
  • ドライハーブの活用方法と芳香忌避剤「サシェの作り方」
  • 忌避効果には嗅覚と味覚の2種類がある

ネズミ対策で大切なことは”侵入させない”ことです。少しでも隙間があればエサを求めて屋根裏や物置などに侵入してきます。

個人でネズミ対策を困難に感じたら弊社プロープルにお任せください。