家で突然ムカデと遭遇してしまい、慌てたという経験はありませんか。虫は家のわずかな隙間や、洗濯物に付着してそのまま入ってしまうことはありますが、約10cm程の大きさのムカデが家になぜ?と心配になりますよね。出来れば侵入してもらいたくはありません。
さらにムカデは強い毒を持っているので、そのまま放置して噛まれてしまってはとても危険です。見かけたら必ず駆除する必要があります。
そして駆除する前に、ムカデの生態や、発生する時期を知り、危険を未然に防いで適切に対応することが大切です。
ムカデが生息している場所や活動を始める時期はいつ?
ムカデは普段どういうところを好んで生息するのでしょうか。また、活動が活発になるのはいつ頃なのでしょうか。
ムカデの生息地と住処はどこ?
ムカデは日本全土に生息しています。北海道でも多少はいますが少ないようです。暗くてジメジメした場所で、エサとなる昆虫がいる所を好むので、落ち葉の下や、田んぼなどを住処としています。。
ムカデが現れる時期はいつ頃?
ムカデは春から秋にかけて活動します。大体5月頃に繁殖期をむかえ、成虫となるのは9月から10月頃です。活発に動き出すのはこの頃になります。また夜行性の為、夜に活発に動き出す習性があります。
ヤスデやゲジゲジと似ている
ムカデと似ているため間違われやすいですが、どちらも人間に無毒な生き物になります。
ゲジゲジ
…ムカデよりも足が長いのが特徴です。人を噛むことはありません。ゴキブリなどの虫を捕食するため、益虫と呼ばれ人間にとって利益をもたらす虫として知られています。有害な菌もほとんどありません。
ヤスデ
…ムカデとの違いは歩行の仕方。身体をくねらせながら移動するムカデと違い、ヤスデはまっすぐ歩きます。こちらも人を噛みません。ですが、体液に触れてしまうとヒリヒリと肌に痛みを感じます。ひどい時は水疱が出来てしまうこともあります。腐植をエサとしており、糞は土壌改良に役立ちます。家の中に侵入するのは、梅雨の時期。雨を避けるために入ってくるのだと考えられます。
生命力が強い!ムカデ発生の原因を突き止めておくべき3つの理由
ムカデは生命力が強い生き物として知られています。ここでは、その理由についてお話ししていきたいと思います。
脱皮を繰り返す…生命力が強い
ムカデの寿命は6年~10年ほどで、一生のうち何度も脱皮を繰り返しながら成長していきます。ムカデは大人になっても脱皮をすることも。例え脚を切られても脱皮すれば、脚が再生されますし、また胴体を切られてもしばらく動いているほど生命力が強い生き物です。
刺されると超危険!アナフィラキシーショックも…
強い毒を持っているムカデに噛まれてしまうと、激しい痛みは徐々に範囲を広げて、しびれや腫れを起こします。そしてまれに、アナフィラキシーショック(血圧低下や呼吸停止)を起こす場合もあります。ムカデの毒は、命の危険に陥ることもある程危険なものなんです。アナフィラキシーショックは、ムカデに一度噛まれた人が、なりやすいと言われています。
今後の対策につながる
ムカデはエサとなるゴキブリを捕食するために家に侵入します。ムカデを家に寄せ付けないためには、まずゴキブリの予防対策や、湿気の集まる場所は作らないなど、環境を作る事が大切です。また、隙間からの侵入を防ぐために、サッシにテープをはるのも効果的です。
ムカデ発生の原因を突き止めたら!殺虫剤を使う?駆除業者もあり?
殺虫剤は市販でも売られていますので、自分で駆除することができます。ご自分でするか、駆除業者に依頼するか、どちらか最適な方を選びましょう。
殺虫剤では効かない?
ムカデは生命力がとても強い生き物なので、殺虫剤はムカデ専用と書かれているものを必ず使用しましょう。また、ムカデはゴキブリを捕食できるほど動きがとても早いんです。駆除する際はムカデにあまり近づかないように注意しましょう。スプレータイプを使えば、ムカデから離れた所から駆除出来ますよ。スプレーをして、動かなくなってもまだ生きている可能性がありますので、決して素手で触らないでください。
駆除業者を呼んで徹底駆除!
それでも効果がないとお困りでしたら、駆除業者に連絡してみてはどうでしょうか。
弊社では、被害レベルやご要望に合わせて薬剤の散布、庭木の手入れ等、対応させていただきます。また、ムカデ以外の虫にも対応しております。ご相談・見積もりは無料ですので、悩む前にまずはお気軽にお電話にてご相談ください。
まとめ
家でムカデに遭遇したら、駆除だけではなく侵入しない環境を整える事も必要になります。ムカデの住処になる場所はないか、湿気がたまる場所はないか、お家の中を確認するといいでしょう。
また、5月~10月のムカデが発生する時期には、庭に出るときは草むらに近付くのは危険ですので、小さなお子さまやペットを飼っているご家庭は、注意してください。