
突然赤みやかゆみが起きると、何が原因なのか気になりますよね。特にダニに刺された場合、長期間かゆみに悩まされることも少なくありません。
ダニ刺されと他の虫刺されとは違う特徴があります。ダニ刺されにはどんな特徴があるのでしょうか。ダニの刺す部位や時期、刺され跡もご紹介していきますので、ダニ刺されと虫刺されの違いを理解していきましょう。
また、ダニに刺されるとアレルギーが起きたり、感染症にかかるという話も…。しっかりとダニ刺されの正しい知識を得て、有効なダニ対策をしていきましょう。
ダニに刺されるとどうなる?アレルギー反応や感染症について
ダニに刺されてしまうと、どのような症状がでるのでしょうか。ダニ刺されによるアレルギー反応や感染症への感染について詳しく見ていきましょう。
アレルギー反応でかゆくなる
ダニに刺されると、ダニの唾液に対してアレルギー反応が起こりかゆみや腫れなどの症状が起こります。
蚊に刺された場合、血が吸われる際に蚊の唾液が体内に侵入します。その唾液に対してアレルギー反応が起こり、赤みやかゆみに繋がります。
しかし、ダニは、蚊と違い吸血はしません。吸血する代わりに人間の体液を吸うため、ダニの唾液が体内に侵入して、アレルギー反応が起こるのです。
ダニ刺されは遅延型反応が出る
ダニに刺されると「遅延型反応」と言われるアレルギー反応が現れます。
虫に刺されることで起こるアレルギー反応には、「即時型反応」と「遅延型反応」があります。蚊に刺された場合は「即時型反応」で、刺された直後からかゆみが現れます。
しかし、ダニ刺されは「遅延型反応」になるため、刺されたあと2-3日経ってからかゆみなどの症状が現れてきます。
ダニ刺されによって赤い発疹や水ぶくれなどが発症すると、数日から1週間ほどで症状は治まってきます。
ダニ刺されで感染症になることはある?
端的に言うと、ダニは感染症を媒体する能力を保有しています。
ダニの中でも、特にイエダニという種類は感染症を媒介させると言われています。
イエダニが媒介するのは「発疹熱リッチケア」という病原体です。この病原体は、主にネズミノミが媒介させている病原体です。「発疹熱リッチケア」に感染すると頭痛や発熱を引き起こす可能性があります。
ダニは、その他にも「ペスト」や「再帰熱」などを媒介する能力もあるそうです。
しかし、ダニを通して実際に病原体が媒介された実例は起こっていないため、極度に警戒する必要はなさそうですよ。
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ダニの種類によって刺され跡は違う!?刺され跡の特徴
ダニ刺されは、ダニの種類によって刺され跡に違いがあるのでしょうか。ダニの種類による刺され跡の特徴を見ていきましょう。
イエダニの刺され跡の特徴
イエダニの刺され跡の特徴として「水ぶくれ」のように腫れることが挙げられます。
イエダニは、人間の身体の中でも特に柔らかい部分を刺す傾向があります。そのため、内ももやお腹二の腕などを集中的に刺される傾向があります。
イエダニによるかゆみは強く10日以上続くこともあります。水ぶくれのような刺され跡で強いかゆみが長く続く場合は、薬を処方してもらうようにしましょう。
ツメダニの刺され跡の特徴
ツメダニの刺され跡は、一度に複数箇所刺される特徴があります。
ツメダニは一度にたくさんの部位を刺すため、一晩で刺され跡が複数できていることが多いです。
また、柔らかい皮膚を刺すイエダニとは違い、ツメダニは皮膚の柔らかくない部分でも刺してきます。服の中など肌が隠れた場所に刺され跡があれば、ツメダニによるものでしょう。
かゆみはイエダニ程は強くなく、1週間ほどでかゆみが収まる傾向があります。
ダニ刺されは分かりずらい?他の虫刺されのと見分け方
ダニ刺されは、他の虫刺されと見分ける方法があるのでしょうか。ダニ刺されの見分け方のポイントを2点ご紹介いたします。
刺された時期で判断しよう
ダニ刺されを見分けるには、刺された時期に注目してみましょう。
ダニは1年を通して活動する虫ですが、とくに湿気の多い時期を好みます。また、暗い場所で活発的になる性質があります。
そのため、湿気の多い梅雨時期や秋の長雨の時期に増殖しやすくなります。梅雨から秋にかけて、虫刺されが起きた場合にはダニによるものだと判断できるでしょう。
また、ノミや蚊は昼夜問わず活発ですが、ダニは夜のみ活発になるのも特徴です。昼間にできた刺され跡は、ダニ以外の虫によるものと判断ができそうですね。
刺された部位で見分けよう
ダニ刺されは、刺された部位でも見分けることができます。
ダニが刺す部位は、下腹部や脇腹、内ももなどが多いです。特に服に隠れた部分が複数箇所腫れている場合、ダニ刺されの可能性が高いです。
ダニと刺され跡が似ている蚊は、肌が露出している部分を刺し、一度にまとめて刺すことはありません。
また、ノミの場合はひざから下を刺すことが多いので、ダニ刺され特別するには刺された箇所で判別するのがよさそうですね。
まとめ
ダニに刺されると、蚊と同じく唾液によるアレルギー反応によってかゆみや赤みなどの症状が発生します。
かゆみは蚊に刺されに比べ、強く持続期間も長い傾向があります。しかし、ダニに刺されることで感染症にかかる恐れはありません。
肌の露出がない衣服の中などにダニ刺され跡が残る傾向があるので、刺された部位で他の虫刺されと見分けてみましょう。
また、ダニは湿気の多い時期の夜暗い時間帯に活発になるため、梅雨時期などはダニ対策を徹底しておきましょう。
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監修:引田 徹【クリーン計画プロープル株式会社:施工部長】
取材担当:フジテレビ「ライブニュースイット」|BS-TBS「噂の!東京マガジン」|テレビ朝日「スーパーJチャンネル」|日本テレビ「news every.」そのほか多数メディア出演対応(順不同)
資格:(公社)日本ペストコントロール協会|(公社)神奈川県ぺストコントロール協会|(一社)日本有害生物対策協会|日本ペストロジー学会|(公財)文化財虫菌害研究所|しろあり防除施工士|建築物ねずみ昆虫等防除業登録|(一社)日本鳥獣被害対策協会|セントリコン・テクニカル・マスターなどその他にも多数の資格を保有