ハトというのは1種類ではありません。中には、「ハトはハトでしょ?」と思っている人もいますが、それぞれのハトに種類があり、特徴も異なるのです。
そこでこの記事では、日本に生息しているハトの種類について詳しく解説していきます。
先日、日本テレビ の「news every.」さんで当社の「ハト駆除」に関する取材協力させていただきました。詳細は下記をご覧ください。
https://propre-inc.com/news-every_pigeon_droppings/
ハトの種類は意外と多い
世界に生息しているハトは、約290種類です。これだけでもびっくりしてしまいますが、日本に生息しているハトも13種類とかなり多くなっているのです。
日本に生息しているハトの種類は?
今回は、日本に生息している主要な7種類のハトについて、詳しく解説していきます。
カワラバト
まずはカワラバトです。カワラバトは、別名ドバトと世も呼ばれています。
これは日本の在来種ではなく、海外から持ち込まれたものとなります。基本的にかなり人懐っこく、食用、伝令用、愛玩用に品種改良も行われているのです。
また、
- 帰巣本能
- 身体能力
が非常に高いため、場合によってはベランダなどに巣を作り、人間に害を及ぼしてしまう事もあります。
キジバト
続いてはキジバトです。
キジバトというのは、山間部に生息することが多く、山鳩とも呼ばれていました。しかし、近年は人間が住む下界に降り立ち、そこで生活をするようになっています。
キジバトは、「ホーホーホッホー」「テーデーポッポー」という特徴的な鳴き方をします。これは、メスへのアピールや縄張りを主張する時の鳴き声です。
カラスバト
続いてはカラスバトです。カラスバトというのは、雑食性が強く
- 果実
- 花
- ミミズ
など、基本的に何でも食べます。
先程紹介したカワラバトと比べると、体が一回り大きく、尾が長いことが特徴となっています。現在ではかなり個体数が少なくなっていて、準絶滅危惧種に指定されています。亜種として
- アカガシラカラスバト
- ヨナクニカラスバト
なども生息していますが、猫やネズミなどの影響で大きく個体数が減少してしまっています。
キンバト
続いてはキンバトです。
この個体は非常に色鮮やかな羽を持っているため、バードウォッチャーからも高い人気を集めています。駅や公園に行けば、簡単にハトを見つけることができますが、キンバトは非常に警戒心が強く、南西諸島にのみ生息しているため簡単にお目にかかることができません。
基本的には薄暗い森林で生活をしていて
- 果実
- 種子
- シロアリ
などを食べます。
アオバト
続いてはアオバトです。
アオバトは
- 日本
- 中国
- 台湾
の一部だけに生息しているハトで、かなり個体数は少ないです。また、国内のみで繁殖を行っているため、全国で見ることができますが、巣を見つけることは非常に難しく、まだまだ解明されていないこともたくさんあるのです。
神奈川県の大磯町にある照ヶ崎海岸には、毎年5月になると大量のアオバトがやってきます。その際に、アオバトは海水を飲むのですが、その理由についてはまだ解明されていません。
ベニバト
続いてはベニバトです。
これは、ハトの中では最も小さく
- 種子
- 草の目
- 昆虫
などを食べて生きています。
また、繁殖は中国や東アジアとなり、冬の渡り鳥として西日本へ渡ってくるのです。とはいえ、日本に来るベニバトは非常に少ないため、見掛ける機会もほとんどありません。
シラコバト
最後はシラコバトです。
シラコバトというのは
- 千葉県北部
- 茨城県南西部
- 埼玉県東部
というかなり狭い地域に生息しているハトです。現在ではかなり個体数が減ってしまい、1956年に国の天然記念物に制定され、埼玉県の県鳥、越谷市の鳥にも指定されました。
ハトを見掛けた時に気を付ける事
街中でハトを見つけることはよくあるでしょう。
ただ、その場合はいくつか気を付けるべきことがあります。
傷つけない
まずは傷つけないということです。ハトは先ほども解説したように、鳥獣保護法によって保護されている鳥です。
そのため、むやみやたらに傷つけると罰則を受けることになります。
触らない
そして、触らないということも大切になります。
ハトやハトのフンには
- 病原菌
- カビ
- 寄生虫
が含まれていることがあり、それを人間が吸い込むと様々な病気の原因となってしまうのです。そのため、できるだけハトがいても近づかないようにして、触るという行為は絶対にしないようにしましょう。
まとめ
ハトには様々な種類がいます。また、それぞれで見た目などの特徴が全く違うのです。
日本だけでもかなりの数のハトがいますが、世界規模で見るとその何倍ものハトが生息しています。中には、街中でみることができるハトもいますが、中々お目にかかることができないハトもたくさんいるのです。
そのため、バードウォッチングをする人は是非注意深く観察してみてください。そうすることで、珍しいハトを発見することができるかもしれません。
ただし、ハトやハトのフンには病原菌やカビ、寄生虫が含まれていて、鳥獣保護法で保護されている鳥でもあるため、傷つけたり触ったりすることがないようにしましょう。