なぜ家の中にくさい虫「カメムシ」がいるの……原因は白い洗濯物だった?

こんにちは、プロープル広報のkikuです。

今日のテーマは「くさい虫の代表、カメムシはなぜ家に入るのか?」

姿は見えないけど、パクチーのような……くさい虫「カメムシ」のにおいがする

どこにいるのか気になるけど、見つけても、気持ち悪いし触りたくないし、飛んできたら怖いしで、しかもくさい臭いがついたらと思うと……

そこで!
カメムシの習性を利用した家に入らせない方法と、触らずに駆除する方法を紹介します。

カメムシやくさい虫でお困りの方、弊社プロープルにご相談ください

家の中にいるくさい虫「カメムシ」が入る原因とは?

家の中にいるくさい虫「カメムシ」が入る原因とは?

カメムシはなぜ家の中に入ってくるのか?

原因:カメムシは白い洗濯物と一緒に入ってきます。

白いものに集まる習性があり、暖かい所を好むカメムシは、洗濯物に止まることが多く、シャツやスカート、シーツなどの白い洗濯物と一緒に取り込んでしまうことで家の中に侵入することがよくあります。

厳密には、白色(物体色)が好きというより紫外線を好むカメムシは、白色が最も紫外線を反射するので集まりやすいのではと思われます。

外壁やベランダ、玄関なども白色であれば反射する紫外線に引き寄せられます(走光性といいます)。

洗濯物を取り込む時には、「パタパタ」とはたいてから取り込みましょう。

<参考文献>:弘中 満太郎, 針山 孝彦, 昆虫の色選好性とその応用的利用, 色材協会誌, 2016, 89 巻, 6 号, p. 191-196, 公開日 2016/09/20, Online ISSN 1883-2199, Print ISSN 0010-180X,https://www.jstage.jst.go.jp/article/shikizai/89/6/89_191/_article/-char/ja/


玄関に集まるくさい虫『カメムシ』を寄せ付けない方法

玄関に集まるくさい虫『カメムシ』を寄せ付けない方法とは

夜になると玄関や壁にカメムシが集まるのを解決したい!

解決方法:玄関の照明をLEDに変更しましょう。

紫外線に集まる習性を持つ『カメムシ』
玄関照明に水銀灯や白熱灯、蛍光灯を使用していると紫外線を放出しているため、カメムシや他の虫、その他のくさい虫も呼び寄せてしまいます。

また、夜の窓の灯りに集まったカメムシは、昼間になると動き出し、その結果、洗濯物にとまることがありますので、カーテンを閉めて対策しましょう。

<参考文献>:遠藤 信幸, 弘中 満太郎, 光源の違いがカメムシ類の誘引に及ぼす影響, 九州病害虫研究会報, 2017, 63 巻, p. 55-61, 公開日 2019/02/13, Online ISSN 1884-0035, Print ISSN 0385-6410,https://www.jstage.jst.go.jp/article/kyubyochu/63/0/63_55/_article/-char/ja


触らないで家の中のカメムシを駆除する方法

触らないで家の中のカメムシを捨てる方法を紹介

おすすめ方法:トイレットペーパーの芯とガムテープで包んで『ポイッ』と!

ガムテープで直接包んで処理する方法もありますが、くさい虫である『カメムシ』との距離が近いため、虫が苦手な人には少しでも距離を保てるこの方法がおすすめです。

ガムテープで「ツヤアオカメムシ」を包んで処理する方法もあり

その他にも、空のペットボトルを利用した方法もあります。

ペットボトルの口にカメムシを誘導して中に捕まえます。キャップを閉めて逃がさないようにした後、外に持ち出して安全な場所でカメムシを放します。この方法は、カメムシを外に逃がすことができるため、虫が得意な方に向いています。

広報担当kiku広報担当kiku

透明なペットボトルを持って捕まえるのはちょっと怖い。

【廃品利用】カメムシ捕獲棒の作り方

廃品を利用したカメムシ捕獲棒の作り方
用意するもの
ガムテープ
トイレットペーパーの芯など

ガムテープにはOPP(ポリプロピレン)テープや布テープ、クラフト(紙)テープの3種類があります。家にある使いやすいもので構いませんが、中身が見えない布テープやクラフトテープが理想的です。

広報担当kiku

それでは、作り方です。

丈夫で長いラップの芯があれば、そちらの方をおすすめします。

トイレットペーパーの芯とガムテープで端をとめて出来上がり

画像のように先を折り曲げてつけたら、

うれしい広報担当kiku

はい!出来上がりです。

廃材を利用して環境にもやさしいし、そのまま捨てられるのもいいですよね。

くさい虫『カメムシ』を捕獲したら

捕獲した「クサギカメムシ」ガムテープでやさしく包む

刺激を与えると足の付根からくさい臭いを出すので、ふんわりと餃子みたいに包んでそのまま『ポイッ』と捨てます。

包んだら取り外してそのままポイッと!

ガムテープはもう少し短くても構いませんが、長い方が折りたたんで捨てるときにカメムシとの距離が保てるので、捨てた後に逃げ出さないという安心感があります。


よくある質問

カメムシの臭いがするけどどこにいるかわからない
日当たりが良いカーテンの裏やレールの近く、窓枠やサッシの周辺、ソファーの裏、洗濯物の隙間なども疑わしいですが、観葉植物の周辺もカメムシが好む場所なので潜んでいるかもしれません。
カメムシ緑と茶色どっちが臭いの?
茶色いカメムシである「クサギカメムシ」の臭いは、青臭い腐った草のようなもので、代表的な緑色のカメムシであるアオカメムシよりも強烈に感じる人が多いです。アオカメムシの臭いはややマイルドな香りですが、それでもどちらも刺激的な臭いであり、十分に不快です。
カメムシ以外の臭い虫
ゴミムシ「ガスのような臭い」、ゴキブリ「油と生ゴミの臭い」、ヤスデ「ガスのような臭い」、シデムシ「腐敗臭」、ハサミムシ「生ゴミ臭い」。それぞれの種類によって臭いの傾向は異なりますが、カメムシとは違う嫌な臭いを出します。

まとめ

  • くさい虫『カメムシ』は洗濯物と一緒に家に入ってくる
  • カメムシは紫外線に集まるので照明の種類を変える
  • カメムシはガムテープとトイレットペーパーの芯で怖くない!

くさい虫の代表『カメムシ』は2センチほどの隙間があれば侵入してきます。

11月から3月にかけては、冬眠をするために暖かい家の中や車の中に集団で侵入してくるため、1年中注意が必要です。対策が難しく感じられたら、ぜひ弊社にご相談ください。