
こんにちは、プロープル広報のkikuです。
「ゴキブリやハチ、ムカデなどの害虫が出てしまったとき──どこに相談すればいいのか、迷ってしまうことはありませんか?」
ネットで検索すると、業者の広告や口コミが山のように出てきますが、「高額請求されたらどうしよう」「信頼できるところに頼みたい」と、不安を感じる方も多いはずです。
そこで注目したいのが、市役所や保健所といった行政機関が設けている相談窓口です。
今回のテーマは、「どこに相談したらいいのか?」「市役所・保健所は駆除してくれる?」「騙されないために、何を基準に業者を選べばいいのか?」という疑問に対して、市役所・保健所の実際の対応と、行政が案内する業者の特徴をふまえてわかりやすく解説します。

害虫駆除ってどこに相談したらいいの?

「害虫の駆除って、どこに相談すればいいの?」
相談先:まずはお住まいの市区町村の「市役所」または「保健所」に相談しましょう。
具体的には、自治体の『生活衛生課』や『環境衛生課』といった部門が、害虫・害獣に関する相談窓口を担当しています。
たとえば横浜市では、各区の「福祉保健センター生活衛生課」が窓口となっており、以下のページから各区の相談窓口一覧にアクセスできます。
福祉保健センター生活衛生課|横浜市公式サイト
東京都の場合も、各地域の保健所が相談を受け付けており、対策のアドバイス、必要に応じて専門業者の案内などを行っています。
行政機関での相談はもちろん無料で、状況確認や危険性の判断、対処方法の助言などを受けられます。「相談だけで費用が発生するのでは?」と心配する必要はありません。

弊社でもご相談・お見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください。
市役所や保健所で何が相談できるの?

以下は、「何が相談できるの?」と、それに対応する相談窓口(市役所 or 保健所)の表になります。
相談内容 | 相談先 | 主な対応 |
---|---|---|
家にハチ・ゴキブリ・ネズミなどが出た | 保健所(生活衛生課) | 危険性の判断と対処アドバイス。必要に応じてPCO協会などを案内。 |
公園や道路にスズメバチの巣 | 市役所(環境課・公園課) | 現地確認のうえ、委託業者に依頼する場合あり。 |
鳩・アライグマ・ハクビシンなどの被害 | 市役所(生活衛生課など) | 被害状況の相談と確認。必要に応じてPCO協会などの協会の案内。 |
虫の種類が不明、駆除できるか不安 | 保健所(生活衛生課) | 種類や危険性の助言、必要ならPCO協会など専門業者案内。 |
※ただし、市町村ごとに対応範囲は異なります。あくまで「相談・アドバイス・情報提供」が中心です。
市役所はどこまでやってくれる?駆除はしてくれない?

結論から言えば、市役所や保健所は、害虫の「駆除作業そのもの」は基本的に行いません。
対応できるのは、次のような内容です。
- 被害状況の聞き取りと相談の受付
- 生活環境や再発防止に関するアドバイス
- 必要に応じて、PCO協会などの団体や信頼できる業者の案内
つまり、「駆除まで対応してくれる」と誤解して相談すると、思っていた対応が受けられず、かえって判断に迷ってしまうこともあります。
とはいえ、信頼できる業者を選ぶうえでの“相談窓口”としては、市役所や保健所は非常に有効です。
なお、例外的に市区町村が管理する公共の場所(公園や道路など)にスズメバチの巣ができた場合は、住民からの通報を受けて、市が現地を確認し、委託業者に駆除を依頼するケースもあります。
ただし、自宅や私有地の場合は原則として市の対応外となるため、個人で専門業者への依頼が必要です。
どこに連絡すればいいかわからないときは?
発生場所によっては、市区町村ではなく別の機関が対応窓口となるケースもあります。
発生場所ごとの目安は以下の通りです。
発生場所 | 連絡先 |
---|---|
公園・緑地などの公共施設 | 市役所(環境課・公園課) |
電柱や電線などインフラ設備 | 電力会社・通信会社 |
自宅や庭など私有地 | 保健所(生活衛生課)や信頼できる業者 |
迷ったときは、市役所または保健所にまず相談することで、適切な対応先を案内してもらえる可能性があります。
「害虫駆除ってどこに相談したらいいの?駆除はしてくれないの?」まとめ
害虫被害で相談先に迷ったら、まずはお住まいの自治体(市役所・保健所)の公式サイトで「害虫駆除 相談 窓口」と検索し、該当する課に問い合わせましょう。原則として行政による駆除は行われませんが、信頼できる業者の案内や被害状況の確認を受けられる重要な“相談窓口”です。
市役所や保健所が案内する業者はどうやって選ばれている?

結論として、市役所や保健所が案内する業者には、一定の信頼基準があります。この基準こそが、「騙されないための業者選び」の判断材料になります。
もちろん、自治体は原則として、特定の民間業者を「推薦」や「斡旋」することはできません。
しかし、公的な立場を守りつつ、高水準な対応とトラブル解決を前提に、中立的な情報提供が行われることがあります。
- PCO協会など、一定の基準を満たした業界団体に所属する業者の一覧
- 過去に自治体が業務を委託した実績のある業者
つまり、自治体から案内される業者は、一定の信頼基準を満たした「安心して選べる候補」であることが多く、業者選びに迷ったときの確かな「判断材料」になります。
PCO協会(ペストコントロール協会)ってなに?なぜ信頼されてるの?

そもそも、「市役所」や「保健所」から案内されるPCO協会とはなんでしょうか?
弊社も加盟している、PCO協会(公益社団法人 日本ペストコントロール協会)とは、厚生労働省の所管で設立された、害虫・害獣駆除に関する専門団体です(各都道府県にペストコントロール協会があります)。
この協会に加盟している業者は、厚生労働省の定める資格制度や法令に準じた、一定水準以上の専門体制を備えています。
具体的には、以下のような基準を満たすことが求められています。
- 防除作業監督者など、国家資格に準拠した有資格者の在籍
- 薬機法・農薬取締法など関連法令に沿った、安全な薬剤の管理と使用
- 万が一に備えた損害賠償保険への加入(協会独自の保険制度あり)
- 自治体や公共施設、学校などでの業務実績と継続的な技術研修の履修
「信頼できる業者かどうか」を判断するひとつの基準として、協会加盟の有無を確認しておくと安心です。
PCO協会(ペストコントロール協会)って他の業者と何が違うの?

私たちPCO協会の会員は、ただの「駆除業者」ではありません。
皆さまの生活と健康を守る使命のもと、公共性の高い環境衛生のプロとして活動しています。
項目 | PCO協会加盟業者 | 非加盟・無資格業者 |
---|---|---|
技術者の資格 | 国家資格(防除作業監督者など) | 無資格・内容不明の業者も存在 |
使用薬剤 | 法令に基づいた適正使用 | 非認可薬剤や不明な薬剤の可能性あり |
保険加入 | 損害賠償保険加入が義務 | 加入していないトラブルも |
行政との連携 | 自治体や公共施設での実績 | 関係性や実績が確認しづらい |
技術研修 | 継続的な研修が義務化 | 研修体制が不透明 |
トラブル対応 | 協会経由の対応体制 | 自己対応・補償不備のリスクあり |
協会に加盟するには、法令遵守、安全な薬剤管理、国家資格の取得、実績、保険加入など、厳しい基準をクリアする必要があります。
近年、高額請求や不適切な作業を行う業者が問題視されていますが、私たちは「安心して任せられる存在であり続ける」ことを強く意識しています。
ゴキブリやネズミなどの害虫、鳥獣被害でお困りの際は、信頼できる協会会員にぜひご相談ください。
よくある質問
- 市役所や保健所では虫の駆除はしてくれますか?
- 結論:市役所や保健所が虫の駆除を直接行うことは、基本的にはありません。
虫の駆除は基本的に個人または業者対応になりますが、困ったときはまず市役所や保健所に相談することで、正しい判断や対応方法、必要であれば信頼できる業者情報の提供を受けられますので困ったときには最寄りの「市役所」「保健所」に相談することをおすすめします。 - 害虫駆除にかかる費用の相場はいくらですか?
- 害虫の種類や被害の範囲によって異なりますが、目安として1回あたりおおむね8,500円〜30,000円程度が一般的です。ただし、作業の規模や被害レベル、地域によって金額は変動します。また、再発防止の対策や定期点検が含まれる場合は、追加費用がかかることもあります。高額な請求や不十分な説明によるトラブルを避けるためにも、事前の見積書の提示、作業内容の説明の有無を必ず確認しましょう。できれば、PCO協会など信頼性の高い業界団体に加盟する業者に相談することをおすすめします。こうした業者は、法令遵守・保険加入・資格保有などの基準を満たしており、安心して依頼しやすいのが特徴です。
- 行政などの公的機関で害虫駆除をしてくれるところはありますか?
- 結論:原則として、行政(市役所・保健所)は個人宅や民間施設で発生した害虫の駆除を行っていません。
ただし、公園・道路・公共施設内・感染症に関係する害虫などのケースでは、公的機関が対応または駆除を行う場合があります。
まとめ
- 害虫駆除はどこに相談? → 市役所や保健所の生活衛生課・環境課が窓口。
- 市役所や保健所は駆除してくれるの? → 原則として駆除はせず、相談・助言・業者の案内が中心。
- PCO協会とは? → PCO協会とは(公益社団法人 日本ペストコントロール協会)、厚労省所管の団体。資格・法令遵守・保険加入など厳しい基準をクリアした業者が加盟している団体。
- PCO協会と他の業者との違いは? → 技術・安全・行政実績などに明確な差がある。安心の判断材料になる。
- 高額請求を防ぐには? → 協会加盟業者に相談し、事前に見積と説明を確認することが大切。
害虫の問題で「どこに相談したらいいの……」と迷う方は少なくありません。
昨今では「不安をあおって高額請求をする悪徳業者」が社会問題にもなっており、相談自体をためらってしまうことで、被害が拡大してしまうケースもあります。
まずは、お住まいの市役所や保健所といった行政機関に相談して、状況を確認するのがおすすめです。

監修:引田 徹【クリーン計画プロープル株式会社:施工部長】
取材担当:フジテレビ「ライブニュースイット」|BS-TBS「噂の!東京マガジン」|テレビ朝日「スーパーJチャンネル」|日本テレビ「news every.」|テレビ朝日「報道ステーション」|フジテレビ「めざまし8」|テレビ朝日「グッド!モーニング」|テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」|日本テレビ「DayDay.」|TBSテレビ「THE TIME,」|そのほか多数メディア出演対応(順不同)
資格:(公社)日本ペストコントロール協会|(公社)神奈川県ぺストコントロール協会|(一社)日本有害生物対策協会|日本ペストロジー学会|(公財)文化財虫菌害研究所|しろあり防除施工士|建築物ねずみ昆虫等防除業登録|(一社)日本鳥獣被害対策協会|セントリコン・テクニカル・マスターなどその他にも多数の資格を保有