夏になると、蚊やブヨなど、人間を刺す虫の活動も活発になります。
では、そのような虫さされ対策は一体どうすればいいのでしょうか。
この記事では、知っているようで意外と知られていない豆知識を解説していきます。
夏に気を付けるべき人を刺す虫
ではまず、夏に気を付けるべき人を刺す虫について、詳しく見ていきましょう。
蚊
まずは蚊です。
蚊というのは、夏の風物詩ともいえる虫ですが、刺されると我慢できないほどの痒みに襲われます。
また、蚊の種類によっては患部が大きくはれ上がり、強いかゆみや痛みを伴うことがあります。
アウトドアの際にも気を付けるべきなのですが、蚊というのは家の中に入ってくることもあります。
そのため、
- 戸締りをする
- 肌の露出を減らす
- 虫よけスプレーを使う
など、しっかりと対策をしておくことが大切になるのです。
ブヨ(ブユ)
続いてはブヨ(ブユ)です。
ブヨ(ブユ)や基本的に山間部に生息しているため、キャンプや登山の際に気を付けるべき虫です。
また、ブヨ(ブユ)というのは蚊と違い、尖った歯で人間の皮膚を傷つけて、そこから血を吸います。
そのため、蚊に刺された時よりも痕が大きくなりやすく、強いかゆみや痛みが残ってしまうのです。
ハチ
続いてはハチです。
特にスズメバチには細心の注意を払う必要があります。
スズメバチに刺されてしまうと、アナフィラキシー症状が出てしまう事があり、場合によっては命を落としてしまう事もあるのです。
また、スズメバチは屋根の下などに大きな巣を作りますが、オオスズメバチは土の中に巣をつくることが多いため注意が必要です。
ムカデ
続いてはムカデです。
ムカデは、見た目もかなりグロテスクですので、精神的被害を受けてしまう事もあるのです。
また、ムカデに刺されると、数十分は動けないほどの激痛に襲われます。
自宅などに出没することもありますが、キャンプ場などの山間部で出没することが多いため、注意しましょう。
やけど虫
続いてはやけど虫です。
やけど虫というのは、アオバアリガタハネカクシという正式名称で、体長は約7ミリです。
しかし、その小さい体からは考えられないほどの毒を放出します。この毒に触れてしまうと、やけどをしたような症状が現れます。仮に目などに入ってしまうと、最悪の場合失明する可能性がありますので注意しましょう。
効果的な虫刺され対策は?
では、虫刺されに効果的な対策とは一体何なのでしょうか。
肌の露出を減らす
まずは肌の露出を減らすということです。自宅にいる時などは、半そで短パンで生活をしても問題ありませんが、
- 山
- 川
などに行く時は、できるだけ肌の露出を減らすことが大切になります。
そうすることで、蚊やアブなどの虫が近づいてきても、服で守ることができるのです。
虫よけスプレー&殺虫剤を携帯しておく
虫よけスプレーや殺虫剤を常に携帯しておくということもおすすめです。
特にキャンプに行くと、テントの中に人間を刺す虫が入ってきてしまう事があります。
そのような場合でも、殺虫剤や虫よけスプレーがあればしっかりと駆除をすることができるのです。
ポイズンリムーバーを携帯しておく
そして、ポイズンリムーバーを携帯することもおすすめです。
これは、万が一虫に刺されてしまった場合、その毒を吸い出すための道具です。
口で吸って毒を出す人もいますが、これをやってしまうと毒が口から体内に入ってしまうことがありますので、基本的には避けましょう。
虫に刺されてしまったら
最後に、万が一虫に刺されてしまったらどうするべきなのかということについて、詳しく見ていきましょう。
かきむしらない
まずはかきむしらないということです。蚊やアブなどに刺されると、強いかゆみを伴うことがあり、思いっきりかきたくなります。
しかし、これをやってしまうと症状を悪化させてしまう事に繋がりますし、皮膚を傷つけてしまうことにも繋がります。そのため、市販の塗り薬などをつけてかゆみを抑えることが大切になるのです。
危険な虫に刺されたらすぐに病院へ行く
そして、やけど虫やスズメバチなど、危険な虫に刺された場合にはできるだけ早めに病院へ行くことをおすすめします。
その時は何も症状が出なくても、時間が経ってから症状が出てくることがあります。
そのため、仮に無症状の場合でも、一度病院へ行って専門の知識を持った医師に見て貰うことが大切になります。
まとめ
虫刺され対策には、意外とたくさんの種類があります。ただ、方法は知っていても、実践している人はかなり少ないのです。
蚊やアブなどは、痛みやかゆみを伴うだけですので、そこまで危険ではありません。しかし、中にはアナフィラキシーショックを引き起こしてしまうような危険な虫も存在しています。
そのため、特にアウトドアを楽しむ場合には虫さされ対策をしっかりと行うことが大切になります。