ハト対策

「気づいたら家の周りに大量のハトがいる・・・」という経験がある人もいると思います。

もしかしたら、現在進行形で自宅周辺のハト被害に悩まされている人もいるのではないでしょうか。
では、そもそもなぜ家にハトが来るのでしょうか。また、どうやって駆除をすれば良いのでしょうか。
この記事で詳しく見ていきましょう。

ハトが家に巣を作る理由は?

ハトが家に巣を作る理由には、いくつか原因があります。
特にベランダなどに巣を作ることが多いのですが、これはベランダの構造が大きく関係しています。

ベランダというのは、基本的に壁で囲まれているため、外敵から身を守りやすいのです。
また、ベランダに排水溝がある家も多く、水飲み場として利用することもできるため、ハトが生活をするには、ベランダが最も快適な場所となるのです。

更に、ハトというのは、帰巣本能が強く、一度作った巣にはたとえ何キロ離れていようが帰ってきます。
そのため、一度巣を撤去した場合でも、しばらくするとまた巣を作られていたということが非常に多くあるのです。

ハトが原因で起こる被害

ただ、ハトを家に住みつかせてしまうと、様々な被害を受けることになってしまいます
では、一体どのような被害を受けることになってしまうのでしょか。
詳しく見ていきましょう。

害虫被害

まずは害虫被害です。
ハトのフンや羽毛などには、大量のダニやノミが発生しています。
そのため、それが布団に付着してしまったり、衣類に付着してしまったり、場合によっては吸い込んでしまったりという可能性が高くなるのです。

健康被害

ハトは、意外と様々な恐ろしい病原菌を持っている生き物です。
そのため、子供や大人などは関係なく、ハトが原因で具合が悪くなってしまう可能性もあるのです。

金属がさびる

ハトの巣ができるということは、もちろんヒナなどはその場所で排泄をします。
そうなると、フンが地面に溜まってしまうことになり、非常に臭いがきつくなります。
また、先ほども解説したような健康被害が起こる可能性も高くなるのです。

ただ、それだけではなく、ハトのフンに含まれている酸が原因となり、金属性の物がサビてしまう可能性もあります。
そうなってしまうと、機能しなくなってしまう道具などもあるため、しっかりと対策を練る必要があるのです。

騒音被害

ハトは年間で何度も繁殖をします。
ベランダなどに作られた巣を放置していると、しばらくすると卵が孵化するでしょう。

そうなってしまうと、当然騒音問題に発展します。
ヒナというのは昼夜問わず、とても大きな声で鳴きますので、自分たちだけではなく周りの住人にも迷惑をかけてしまうことにもなるのです。

また、イメージできる人もいると思いますが、ハトが飛ぶ時には、意外と大きな音が出ます。
この音を何度も聞いていると、非常に気になってしまい、中にはノイローゼ気味になってしまう人もいます。

ハト

ハトを勝手に駆除できないのはなぜ?法律が関係している?

そんな迷惑なハトの巣が、もし自分のベランダに合ったら、駆除や撤去をしようと思うのが普通です。

しかし、実はハトというのは法律で保護されているため、無許可で巣を撤去したり、殺傷したりすることは禁止されています。
仮にこれに違反してしまうと、100万円以下の罰金、または1年以下の懲役となってしまう可能性があります。

ハトの駆除を合法で行うには?

では、ハトの駆除を合法で行うためには一体どうすれば良いのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。

現状を調査する

まずはハト被害がどの程度まで進んでいるのかをしっかりと確認しましょう。
たまにベランダに泊まっていたり、待機していたりするだけであれば、そこまで事態は深刻ではありません。

ただし、ベランダに巣のようなものが作られているなどの場合には、すぐに手を打つ必要があります。

対策グッズを使う

手を打つと言っても、自分では撤去したり、殺傷したりすることができないため、まずは対策グッズを購入することをおすすめします。
ハトの対策グッズとして代表的なのは、忌避剤です。

忌避剤というのは、ハトが嫌がる味、臭いのする薬品です。
スプレータイプやジェルタイプなど様々な種類がありますので、状況に応じて使い分けることをおすすめします。

業者に依頼する

一番手っ取り早いのは、専門業者に依頼をするということです。

そうすることで、多少費用はかかってしまいますが、状況に応じた適切な対処をしてくれるため、しっかりと追い払うことができ、再発防止効果も高くなる場合があるのです。

まとめ

このように、ハトはベランダなどに巣を作ることが多いのですが、法律の関係で勝手に駆除することができません。

そのため、自宅周辺のハトが気になりだしたり、ベランダに巣のような物ができていたり
した場合は、決して放置することなく、対策グッズを使ったり、専門業者に依頼したりしてすぐに対処することをおすすめします。