赤いダニは危険?駆除するべき理由や人体への影響・対策とは

皆さんは赤ダニをご存じでしょうか?毎年春先の暖かい時期に、壁などに大量発生している小さな虫です。あの鮮やかな色を見て、驚かれた方もいたのではないでしょうか。

正式名称はカベアナタカラダニで、セミに赤ダニがくっついている姿が、宝を抱えているように見えたことから、その名前が付いたと言われています。体長は幼虫で0.3mm、成虫は1mmまで成長します。ジメジメした梅雨に発生するイエダニと違い、赤ダニは5~6月をピークに発生します。

今回は春の陽気とともに現れる赤いダニの生態と、駆除の方法についてご紹介していきます。

赤いダニは駆除すべき?生息場所や人体への影響について

赤ダニを初めてみたとき、見た目の不気味さから危険性がないか気になった方もいたのでは?ここでは、赤ダニの生態や人体への影響についてお話ししていきたいと思います。

赤ダニは花粉を餌にしている

赤ダニは雑食性で、花粉や小さな虫などを食べています。それ以外に、花壇や植木鉢で育てた植物の栄養を吸いとって、葉の部分に白い斑点が出来てしまう厄介な点も…。大事に育てた植物の見た目が悪くなってしまうなんてショックですよね。赤ダニは単体では弱いですが、繁殖力が強いため気を付けるべき存在です。

コンクリートにも潜んでいる?

家の壁や屋上などのコンクリートにも生息している赤ダニ。壁に苔があればそこが絶好の隠れ場になります。なぜコンクリートなのか?と思われるかもしれませんが、コンクリートは花粉が付きやすい多孔質で、付着した花粉を食べるために集まっているのではないかと考えられています。

赤ダニは人体に影響を与えるのか

人に寄生したり、イエダニのように血を吸う、刺すという事はしないといわれていますが、赤ダニをつぶしてしまった時にそのまま放置してしまいますと、かゆみや湿疹を起こす場合がありますので、しっかりと洗い流しておきましょう。

赤い色のダニを自分で駆除する方法って?タイミングや根気強さが必要?

大量に発生した赤ダニが動いている姿は、見ていて気持ちがいいものではありませんし、花壇やプランターで育てた植物の被害も防ぎたいですよね。続いては赤ダニの駆除方法についてご紹介します。

水まきや殺虫剤が有効的

家の壁などのコンクリートや植物に水をかけて赤ダニを洗い流すのが有効的です。また、水だけでは赤ダニを完全に駆除することは出来ませんので、ダニ専用の殺虫剤を使い、死滅させたのち水で洗い流すとより効果が期待できます。

家にある簡易的なアイテムなら?

赤ダニは家にある道具を使っても、駆除することが可能ですよ。

・中性洗剤

…水で薄めた洗剤を赤ダニに直接スプレーで吹き付けることで駆除することができます。使用後は水で洗い流しましょう。

・粘着テープ

…赤ダニに直接粘着テープを貼り付けて取り除きます。また、家の中に侵入するのを防ぎたい場合、サッシ等の侵入口に両面テープを貼っておくと、通った赤ダニを駆除することができます。

・掃除機

…赤ダニをうっかり家の中で潰してしまうと、赤い体液がシミとなってしまいますので、落とすのに苦労することになってしまいます。家に赤ダニが現れた場合は、掃除機で吸い取る方法をおすすめします。

赤ダニを自分で駆除する前に…

花粉は少しの風でも飛ばされてしまうものです。水まきは一度ではなく、定期的に行い赤ダニを洗い流す必要があります。しかし、何度も駆除するのは自分だけでは根気がいりますし大変ですよね…。そんな時間がないという人には、駆除業者がおすすめです。

弊社でも赤ダニ駆除の対応は可能となっております。問い合わせはメールや電話なら24時間受付しておりますので、一度ご気軽にご相談ください.。

防ぎ方も!赤いダニを駆除しても…再発防止のための2つのポイント

赤ダニが孵化する時期は大体3月頃になります。その少し前のタイミングで、一度お家の周りを確認しましょう。卵の形状は白い粒で、一度に20個ほど産みつけると言われております。もし卵が見つかった場合は駆除してしまいましょう。

その他、この時期に適切な方法を行えば、再発を予防することが期待できますよ。

赤ダニが発生する前に水をまく

赤ダニが発生する前に、お家のコンクリート全体にしっかり水をまくことで、再発を防ぎましょう。その時コンクリートに苔がついてたら、赤ダニの住処になってしまいますので、取り除いてください。

赤ダニに効果がある薬剤を散布する

水をまいた後は、コンクリートにダニ専用の薬剤を散布しておくと更に予防することができます。屋内への侵入を防ぎたい方は、サッシや壁にもまいておきましょう。小さなお子様がいるご家庭では、薬の使用に不安を感じられる方もいますよね。その場合は、天然素材のものをおすすめします。ダニが苦手だといわれているハッカ油を塗布しておくといいでしょう。

まとめ

ガーデニングをされている方にとって赤ダニは、定期的に植物の様子を確認する必要があるので、アブラムシと同じくらい厄介な生き物だといわれています。人間にとっては直接的な害はないものの、大量発生している姿は見たくないものですよね。

赤ダニは、以前発生したところと同じ場所に、翌年も現れるといわれています。春になる前によく確認して、見つけたら早めに駆除をすることが大切です。合わせてコンクリートへの水まきも行い、万全な対策をしておくといいでしょう。