横浜市でマンションやアパートに住んでいると、「ベランダに鳩が飛んできた」「フンだらけにされた」「巣を作られた」という経験をされたことのある方も多いのではないでしょうか。
しかし「よくあることだから」と放っておくと、後々大変なことになるかもしれません。
今回はどうして横浜市に鳩が多いのか、具体的な被害とはどのようなものか、そして鳩の習性に応じた対策と鳩の駆除を横浜市でする際に必要なものについて解説していきましょう。
鳩の駆除って?横浜市に潜む問題や深刻な鳩被害について
横浜市内に住んでいると、「公園や家のベランダなどで鳩をよく見かける」ということも多いかと思います。
日常の中にすっかり溶け込んでいる鳩ですが、実はその存在には大きな問題、深刻な被害が潜んでいるのです。
横浜市は鳩が暮らしやすい環境?
実は横浜市は鳩にとって非常に暮らしやすい環境です。
鳩は元々崖のような場所、雨をしのげる場所に巣を作る習性があるのですが、この特徴が高層建築、家のベランダにピッタリ当てはまります。駅周辺を中心に高層建築が多く、さらに人口が多く民家も多い横浜市は鳩にとって営巣しやすい場所なのです。
また鳩は人が出したゴミを食べたり、中には人から直接エサをもらうこともあります。人がいれば寝床に困ることも飢えることもない上に、繁殖に関しても不自由することはありません。
鳩のエサやりや駆除については横浜市公式サイトでも言及されており、鳩の多さは横浜市にとっても喫緊の課題のひとつになっています。
【出典:横浜市公式サイト お問い合わせの多い質問】
煩い・臭いだけじゃない!深刻な鳩被害
ベランダなど身近な場所に鳩がいることで発生する被害といえば「鳴き声が煩い」「臭い」あたりが一般的ですよね。しかしそれ以上に深刻なのがアレルギーや感染症です。
自宅のベランダなど身近な場所に鳩がいると羽毛やフンでダニが発生したり、皮膚炎やぜんそくなどのアレルギー症状が出る恐れがあります。
また鳩のフンに含まれる菌を吸い込むとオウム病などの感染症を引き起こす場合があり、高齢者や妊婦に関しては死亡例もあるため大変危険です。
【出典:環境省公式サイト ドバト被害防止パンフレット「エサをあげないで!」】
鳩の行動によって対策が違う?まずは鳩の習性を知ろう
鳩被害を防ぐにはベランダに鳩が来ないようにすることが大切です。
ただしひと口に来させないようにすると言っても、実は鳩の行動によって対策が変わります。対策する前に、まずは鳩の行動、習性について知っておきましょう。
短時間でいなくなる鳩の場合
自宅のベランダに来て、しばらくするといなくなる鳩はベランダを「休憩所」「巡回ルート」にしている可能性があります。
すぐいなくなるとはいえ、対策を怠ると「ここは安全だ」と判断され、ねぐらにされたり巣を作られてしまうかもしれません。鳩避けの模型やCD、忌避剤の設置、散布などの対策が必要です。
しかし模型や忌避剤に慣れてしまう個体も少なくないため、注意が必要です。
長時間ずっといる鳩の場合
長時間いる鳩はそこを「ねぐら」「巣」にしている恐れがあります。
こうなると騒音、汚染といった大きな実害が出始めるうえ、一旦巣だと認識されると帰巣本能がはたらくため模型や忌避剤などを置いても鳩が帰ってくるようになってしまいます。
こうなると「来ないようにする」対策は難しくなるため鳩を駆除する必要があります。特に横浜市のような都市部では繁殖を阻止するためにもより早急な対策が必要です。
鳩を駆除するのは難しい?横浜市民に必要なものって?
鳩が来ないように対策しても結局来てしまう。こうなるといよいよ捕獲・捕殺といった駆除を考えなくてはなりません。
とはいえ、自分で鳩の駆除をすることはできるのでしょうか?また、何か必要なものはあるのでしょうか?
横浜市で鳩の駆除をするには◯◯が必要
実は鳩の捕獲は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により禁止されています。
ただし例外として許可をとっている場合のみ捕獲が可能で、横浜市では4つの必要書類を揃えて横浜市長に許可申請、届出をしなくてはなりません。
【出典:横浜市公式サイト 捕獲等の許可】
難しい場合は駆除専門業者へ
自ら許可をとって鳩を駆除するのは大変な労力です。またもし許可をとっても、ベランダに来る鳩をすべて捕獲して駆除する…というのは一般の人にとっては至難の業です。
さらに先程も挙げたようにアレルギーや感染症のおそれがあり、特に高齢者、妊婦と接する機会のある人は間接的に感染させてしまう危険性もあります。
追い払うのが難しい場合は無理に駆除しようとせず、専門の駆除業者に依頼するようにしましょう。当方でも鳩をはじめとした害鳥駆除を行っており、迅速な駆除を行っております。
まとめ
鳩が暮らしやすいために鳩被害の多い横浜市。被害も煩い、臭いといったものだけでなく健康被害を伴うものもあり、早急な対策が必要です。
とはいえ模型や忌避剤といった対策が効かない場合もあり、鳩の捕獲・駆除も横浜市長の許可が必要です。アレルギー、感染症のリスクもあるので、追い払うことができないときは専門の駆除業者に依頼しましょう。