アライグマやハクビシンの写真を見たことがある人はいるでしょうか? リラックスしている状態のハクビシンは、レッサーパンダにも似ているため、可愛いとすら感じます。
しかし、実はその見た目とは裏腹に、人間に直接的もしくは間接的なダメージを与えることがあるのです。
この記事では、そんなアライグマ・ハクビシンの危険性について解説していきます。
アライグマやハクビシンの危険性は?
では、アライグマやハクビシンには一体どのような危険性があるのでしょうか。
家に住み着かれる
アライグマやハクビシンは人家の天井裏などに住み着くことがあります。
小さい隙間などがあれば、すぐに侵入することができてしまい、薄暗い場所を好むため、屋根裏は絶好の住処となるのです。 また、ハクビシンは非常に木登りが得意な動物ですので、屋根裏に接している木の枝などから侵入することもあるのです。
噛まれる
アライグマやハクビシンは人を襲うこともあるのです。
基本的には雑食性ですので、小動物などであれば平気で襲います。 しかし、人間など自分よりも大きな動物に自分から攻撃を仕掛けることは基本的にありません。
とはいえ、自分の身に危険が迫れば話は別です。 鋭い牙を見せて威嚇をしてきて、最悪の場合は噛みつかれてしまう可能性があるのです。
家にアライグマやハクビシンが住み着くとどうなる?
では、アライグマやハクビシンが家に住み着くと、一体どのような害があるのでしょうか。 具体的に見ていきましょう。
天井が抜ける
まずは建物の被害です。 アライグマやハクビシンが屋根裏に住み着くということは、屋根裏で排泄をするということです。
屋根裏というのは基本的に人間が侵入することはありませんから、フンなどがどんどん蓄積していきます。
そうなってしまうと、重みに耐えられなくなった天上が抜けてしまう可能性があるのです。 また、抜け落ちなかったとしても、糞尿などが天井にしみついてしまい、上を見上げればどこに糞尿をしているかがわかるくらいの大きなシミを作ってしまうこともあるのです。
また、断熱材などに穴をあけて、そこをねぐらとすることも多いため、住宅そのものの強度を弱めてしまう可能性もあります。
アレルギーを発症する
アライグマやハクビシンというのは雑食性ですので、様々な菌を持っています。
糞尿などにもそのような菌が含まれているため、人間が吸い込んでしまうと、アレルギーなどを引き起こす可能性があるのです。 また、ハクビシンにはダニが住み着いている可能性があるため、そのようなダニが繁殖して人間に噛みつく場合もあるのです。
音がうるさい
アライグマやハクビシンというのは夜行性です。 つまり、人間とは正反対の生活リズムになっています。 そのため、人間が寝る頃にハクビシンが活動を始めるのです。
仮に屋根裏などに住み着いている場合は、足音がうるさくて眠れなくなってしまうこともありますし、その音がトラウマになってしまうことも考えられます。
自分の家にハクビシンがいるかどうか確かめる方法
では、自分の家にアライグマやハクビシンがいるかどうかを確かめるためには、一体どうすれば良いのでしょうか。
足跡はするか
まずは足跡がするかどうかを確かめてみましょう。 夜になると活動を始めるため、真夜中などに天井裏を走り回る小動物の足音が聞こえたらハクビシンが住み着いている可能性が高いです。
痕跡はあるか
続いては糞尿の痕跡です。アライグマやハクビシンというのは、同じ場所に糞尿をすることが多いです。 そのため、先ほど解説したように、天井にシミができてしまうことがあるのです。
また、ハクビシンは雑食性ですので、かなり糞尿のニオイがきついです。 そのため、シミやニオイが気になりだした場合は、早めに対策を打つ必要があると言えるでしょう。
鳴き声はするか
アライグマやハクビシンというのは、 「キイキイ ・ガー ・キュキュキュ」と鳴くことが多いです。
そのため、このような鳴き声が天井から聞こえたら、ほぼ間違いなく天井裏に巣を作っているでしょう。
もし家にアライグマやハクビシンがいたらどうするべき?
アライグマやハクビシンが天井裏にいると判断した場合は、放置してはいけません。 仮に放置してしまうと、先ほど解説した被害を受けてしまうことになるのです。 仮にハクビシンの存在が確認できた場合には、駆除業者へ連絡をすることが大切です。
というのも、アライグマやハクビシンを駆除するためには知識も大切ですが、行政に許可を取る必要があるのです。 そのため、自分で駆除をするとなるとかなりの労力と時間、危険が伴ってしまう可能性があります。 しかし、業者へ依頼をすることで、スピーディ且つ確実に駆除をすることができるでしょう。
まとめ
屋根裏などに住み着いたアライグマやハクビシンを放置していると、様々な被害を受けてしまいます。 そのため、少しでも痕跡が見つかった場合には、できるだけ早く業者へ連絡をすることが大切です。 自分で駆除をすることもできなくはないのですが、行政への許可が必要だったり、知識が必要だったりと素人には難易度が高いです。 そのため、確実に駆除をしたい場合には、是非専門業者へ依頼をしてみることをおすすめします。