害獣対策で匂いが有効って本当?対策しているのに害獣が侵入するのはなぜ?

害獣の対策で匂いが有効なのは本当です。ホームセンターなどで害獣対策の燻煙剤などが販売されており、使用されている方も多いです。

害獣の対策で嫌いな匂いを設置するのは有効ですが、実は一時凌ぎに過ぎないことも少なくありません…。害獣の種類にもよりますが人間の家を住処にするものもいて、一度住処にするとなかなか出ていきません。

匂いで一時的に追い払えても、すぐに帰ってきてしまうのです。

今回は、害獣の対策で匂いを設置しているのに侵入される理由と根本的な駆除方法についてご紹介します。

注意するべき害獣と被害について!可愛い見た目に騙されてはダメ?

害獣と一言で言っても、様々な種類の動物がいて、被害もそれぞれ異なります。一見可愛い動物も、人間への被害を考えると恐ろしくなります…。今回は、近くにいるかもしれない代表的な害獣とその被害の特徴をご紹介します。

アライグマによる被害

アライグマによる被害は、主に農作物を食べてしまうことです。特に果物などの甘いものが好きなので、農家を困らせたり、家庭菜園で育てた果物などを食べられてしまうという被害が多発しています。

アライグマはとても手先が器用なので、みかんの皮を人間のように剥いて身だけを食べます。このような痕跡があれば、アライグマの仕業である可能性が高いです。

せっかく育てた作物を荒らされると頭にきますが、アライグマを見つけたときに無闇に触ると危険です。アライグマは狂犬病のキャリアがある可能性があるので、万が一噛まれてしまうと狂犬病に感染してしまう可能性があります。

狂犬病を発症すると、ほぼ100%死亡するとても危険な感染症なので、無闇に触って怒らせないようにしましょう。

また、アライグマのフンには回虫がいるので、人間が発症すると幼虫が心臓や肺などを通って神経で炎症を起こしてしまいますので、フンを素手で片付けるのはやめましょう。

そんな危険なアライグマですが、危害を加えなければ何もしてきません。ですが捕まえようとしたり無闇に触ろうとすると、噛んでくる危険性がありますので無闇に触らないように注意しましょう。

ハクビシンによる被害

ハクビシンも住宅街で見かけるようになった害獣の一種です。家庭菜園や農作物を荒らし、食べています。とはいえ農家の方たちも対策をしているので餌が少なくなり、ゴミステーションに現れて生ゴミを荒らして食べている姿も見かけるようになりました。

また、人間の家に住み着くことがあり、一度住み着くとなかなか出ていきません。フンを大量にするので、屋根裏などを住処にされると大量のフンと尿が染みて悪臭がします。

放置すると完全に家に匂いが染み付いてしまい、最悪の場合ハクビシンを駆除した後にリフォームをする方もいらっしゃいます。

一度住処を決めるとなかなか出ていかないハクビシンは、住み着かせないように侵入経路を塞いでおくなどの事前対策が必須です。

もし家庭菜園した果物や野菜を荒らされているなら、ハクビシンが近くにいる可能性が高いので侵入されないように徹底的に隙間を塞ぐ必要があります。

ネズミによる被害

ネズミによる被害は、主に家の壁や家具、電気コードなどをかじってボロボロにすることです。

ネズミは夜行性なので、人間が寝静まっている間にあらゆるものをガジガジ噛んでいます。そして食材を荒らし、食べたり巣に持ち帰って蓄えています。

またネズミにはイエダニが寄生しているので、ネズミがいる家にはイエダニがよく発生します。畳などにイエダニが付き、人間の柔らかい場所を噛むので脇などが痒くなります。

ネズミはたった1cmほどの隙間があれば家に侵入し、巣を作れますので隙間を作らないことが大切です。

害獣対策に匂いは有効?市販で売っているもので対策できるのか

害獣対策に匂いは有効で、市販で売っている燻煙剤などを使用している方も多いです。ここからは害獣がどのような匂いを嫌うのかをご紹介します。

害獣対策に嫌な匂いを設置するのは有効

害獣対策で匂いを設置するのは有効で、ハクビシンやアライグマはニンニクの匂いやハッカの匂い、石油系の匂いを嫌います。

また、天敵であるイノシシや犬、猫の匂いにも警戒して近寄りません。

市販で売っている害獣対策の匂いでも有効なので、一時的に害獣の侵入を防ぎたいときなどに使用しましょう。

追い出した後に侵入経路を塞ぐことが重要

害獣対策で匂いを設置するのは有効ですが、匂いで追い出した後に侵入経路を塞がないとまた侵入されてしまうので、一時的な対策に過ぎません。

害獣が家に住み着いてしまったり、常習的に家庭菜園や農作物を荒らしているようでしたら、追い出すのは至難の技です。

害獣を見つけたときに、自分で捕まえようとしたり罠を作ったりして、もし害獣に傷をつけたり誤って殺してしまうことがあると、「鳥獣保護法」に触れて法律違反になるのです。

野生動物はみんな法律で守られているので、無闇に触り怪我をさせると罪になることもあります。

とはいえ、害獣対策の匂いで一時的に追い出したところで侵入経路を見つけて塞がないと、根本的な駆除にはなりませんよね…。


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害獣対策に匂いは有効だけどその場しのぎ!?プロに任せるべき理由

害獣対策で匂いを設置するのは一時的に駆除するには有効です!ただ、住み着いたり常習的に作物を荒らされているようなら、根本的な駆除にはなりません。

害獣は人間を警戒して生きているので、自分で駆除しようとしても簡単には捕まえられないですし、侵入経路も素人にはわからないことが多いです。

法律に触れる可能性や、害獣の狂犬病などの危険性を考えると自ら駆除するのはとても危険です。

もし害獣駆除、対策でお困りでしたらプロープルにお任せください。害獣の生態を熟知したスタッフが侵入経路を特定し、完全駆除に努めます。

侵入経路を特定し巣を見つけたときに発見した害獣も、傷つけることなく安全に逃しますので、安心してお任せしていただけます。

まとめ

害獣対策に匂いは有効なのは本当なのか、対策しても侵入してくる理由についてご紹介しました。

・害獣対策に匂いは有効!

・石油系の匂いやニンニク臭を嫌う害獣が多い

・害獣は匂いで一時的に追い出せるが巣があれば戻ってくる

ということがわかりましたね。害獣対策で匂いは有効ですが、一時的に過ぎません。完全駆除を目指すなら、プロープルに一度ご相談いただければ幸いです。

害獣の生態を熟知したスタッフや、害獣駆除の実績があるスタッフが対応しますので完全駆除できます。

害獣駆除は思っているより手強いですし、小さな動物であっても野生動物なのでとても危険です。自分自身や家族を危険から身を守るためにも、ぜひいつでもご相談くださいませ。