ダニ

梅雨の時期は特に湿度が高くなり、ダニやノミ・トコジラミ(南京虫)も多くなります。

刺されると、赤くはれ上がったりかゆくなったり、またハチと同じように「アナフィラキシーショック」になる場合もあるという少し怖いものなのです。

トコジラミとは?

トコジラミという害虫の名前を耳にしたことはありますか?
日本では戦時中に大量発生した害虫です。一時は、絶滅したと思われていましたが近年の日本で、関東を中心に最近徐々に発生しているようです。

年配の方であれば南京虫(ナンキンムシ)という呼び名の方が聞きなれているかもしれません。
ではなぜ、近年になって絶滅したと思われたトコジラミが関東を中心に発生するようになったのでしょうか?

トコジラミの発生

関東エリアでも特に東京・横浜において多く発生していると言われています。
何故か?勘のいい方であればすぐにわかるかと思いますが、都心部では人の往来が多く特に東京・神奈川は海外からの旅行客、また海外から帰国する時の窓口になることが多い為
国外から持ち込まれるケースが多いようです。

近年旅行者が増加傾向の為、ホテルや旅館を中心に被害が拡大しています。

トコジラミの生態

ではトコジラミはどのような環境に生息しているのでしょうか?

一般的に、トコジラミは比較的暖かい時期を好むと言われています。
気温が20度〜30度の間、湿度が70%前後の環境が好きなようです。
時期で言うと4月から10月の間に繁殖し、その数は瞬く間に拡大していきます。

そして厄介なのが、市販の害虫スプレーなどがあまり効かず、掃除機をかけても効果がないと言われています。
その中でも、実際の害虫駆除業者がお勧めしているのがエアゾール剤「バルサン待ち伏せスプレー」です。

使用する際はマスクと手袋をしないと喉がやられるようなので結構強めのスプレーなので注意が必要です。
ただ、お子様やペットが居るご家庭にはお勧めしていません

それでも心配な方は、害虫駆除をしている業者に頼むのが一番の解決方法であることは間違いありません。

トコジラミの危険性

トコジラミの被害とはいったいどのようなものなのでしょうか?

トコジラミは人や動物の血を吸血します。吸血された場合、激しい痒みに襲われます
但し、蚊に刺された時とは違ってすぐに痒みを感じるわけではありません。

これはなぜかというと、体内の中でアレルギー反応が起こってないからと考えられています。
一般的には、何度か刺された後に、強い痒みが発生し蚊に刺されたような跡がしばらくの間続きます。

トコジラミが生息しているか気になる

痒みが出ても、その原因がダニの可能性もあります。

実際にトコジラミがいるかどうか発見しやすい一番の方法は血糞があるかどうかが一番判別しやすい方法です。
大きさは1cmもないと言われていますので、トコジラミの実物を探すのは容易ではありません。

ただし、その小さい体にも関わらず、自身の体重の5倍以上の血を吸血すると言われています。
そしてそのほとんどを糞として排出しますので、血交じりの濃褐色の糞があればトコジラミが発生していると思ったほうがいいでしょう。

また、カメムシと同じ分類ですので鼻につく特有のにおいがあることを覚えておくのもいいと思います。

まとめ

最後に、近年の海外旅行客の日本旅行の増加などにより招かざる客がついてくるケースがあります。
特にホテルや旅館などでは実際に対策しているところもあるくらいですので正しい知識を持って
対策を講じていく必要があります。


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