冬にやっておきたい害虫対策ってなに?安心快適な在宅時間を手に入れよう

「冬なのになんだか体がむず痒い!もしかしてダニ?」

「冬にゴキブリが出た…」

こんな経験をした人もいるのではないでしょうか。冬に害虫の対策なんて必要ないと思っていませんか?それは大きな間違いです。

暖かい時期より目にする機会は少なくても、害虫は年中無休で出没します。目の前には現れなくても、暖かい時期に活動していた害虫は、家の中にひっそり息を潜め越冬をして、春先から活発に活動することもめずらしくありません。つまり、冬の害虫対策は夏に害虫を大量に発生させないための予防にもなるのです。

今回は、冬に自分たちでできる害虫対策をわかりやすく紹介していきます。冬にしっかり害虫の対策をして快適で衛生的な環境づくりをしていきましょう。

冬にも害虫は発生する?対策はある?健康被害を避けましょう!

大前提として、冬でも害虫は出没します。害虫が発生する条件となるものは、寒さを凌げる暖かさ・高い湿度・埃です。高気密高断熱で家の中が冬でも暖かい、布団を干す頻度が少なくなって湿気が高い状態のままになる、結露するほど湿度が高い、など害虫が発生する原因はたくさんあります。

害虫には健康被害をもたらすものもあります。刺されることで起こる痒みや痛みだけでなく、死骸やフンはアレルギーを引き起こす原因になるので、注意が必要です。

害虫を発生させないために家の中の暖かさ・高い湿度・埃の状態を知ることが大切です。具体的にどのように対策を行うのが効果的なのかを紹介していきます。

害虫対策の基本!掃除の見落としがちな死角ポイントはどこ?

家を清潔に保つことをなくして害虫対策は成り立ちません。とはいえ、害虫の特性によって発生しやすい場所、住みつきやすい場所があります。ポイントを知って効率的に掃除を行いましょう。

家電周りは害虫が発生しやすい!

キッチン家電と洗濯機は要注意です。暖かさや湿度、また埃、においがあることが多く、害虫が好むものがそろう場所なのです。他の家電も暖かく、動かさないことで埃がたまっていることが多く、害虫には住み心地の良い空間といえます。定期的に掃除機や拭き取りが必要です。

盲点!収納スペースはが害虫の楽園

クローゼットの中でほこりがたまりやすい、手の届かないデッドスペースはありませんか?埃があって誰にも邪魔されない、害虫には最高の住処といえます。面倒でも埃がたまらないように掃除を行うようにしましょう。

ぬいぐるみやクッションもメンテナンスを

布団やカーペット類は気をつけていても、ぬいぐるみやクッションはメンテナンスの仕方がわからず放置しがちです。しかし、小さな子どもがいる家庭ではぬいぐるみは子供の唾液、皮脂もついていたり、また、布団と同じようにダニの温床となりやすい場所です。

水洗い可のものであれば、手洗いや洗濯機のドライ洗いを行いましょう。水洗いができない場合は、布団乾燥機、コインランドリーの乾燥機が害虫対策には有効です。また、クリーニングに出すというのもぬいぐるみを傷つけたくない場合は良い手段といえるでしょう。

最後に…掃除器具も忘れずに!

掃除機の中の埃をそのままにしていませんか?埃に紛れて害虫を吸い取ることもあります。吸い取っても死なない害虫はいます。

卵を持っている害虫の場合はそこで繁殖をしてしまいます。掃除機の中は十分に害虫が生存できる環境なのです。吸い取ったゴミはあまり放置せず、できるだけこまめに処分するようにしてください。

​​害虫を発生させない!冬にやるべき簡単対策3選!

掃除以外にも、効果的な冬以外にもすべき害虫対策があります。すぐ実践できるたった3つのポイントです!

要注意!家の中で動かない物たち

自宅の模様替えや配置換えはそんなに頻繁に行わないですよね。特に大型家電は購入後一度も動かしていないということの方が多いかもしれません。大型家具などもそうですね。また収納スペースの中も、季節のイベントグッズや使わなくなったものなど、長らく動かしていない物があると思います。

人の手が届いていない、埃がたまりやすいところを害虫は好みます。家の中でずっと動かしていない物に意識を向けてみましょう。配置換えを行うのがよいですが、難しい場合は掃除が行き届くように心がけましょう。家具や家電は壁から5㎝以上離して空気の通り道を作ってあげるようにもしてください。

溜め込まないで捨てる!段ボール&空き缶

段ボールはすぐに捨てていますか?保温性保湿性に優れている段ボールは格好の害虫の越冬スポットなのです。また、においや水分のある空き缶や空きボトルも害虫が発生しやすいです。こまめに捨てるようにしてください。

結局…換気が一番効果的!

一番効果的で、一番簡単な対策として忘れてはならないのが、換気です。晴れ間には1回5分〜10分の換気を行って、部屋の湿気を逃がしてあげましょう。カビやダニ、シロアリ、結露などに有効です。空気をきれいにすることはあらゆる汚染物質を外に逃すことにもつながります。

窓はできるだけ対角線で2ヶ所以上を開けて空気の通り道を作ることがポイントです。在宅時は2時間に1度行うとよいでしょう。

​まとめ

家を清潔に保ちながら、埃のたまりばに気をつける、段ボール空き缶などはすぐに処分する、換気を行うことを心がけて、害虫が住み着かない快適な家をめざしましょう。

とはいえ、できるだけ対策を行っていても、害虫が発生してしまうことはあります。駆除は市販の薬でも行えますが、その場合は必ず説明書通りに用法容量を守って行うようにしましょう。

確実に退治をしたいのであれば、業者に依頼をするのがおすすめです。害虫に悩んでいたら、まずは相談してみてください。