ハトの被害を自分で対策する方法はある?迷惑なハトを寄せ付けないためには?

ハトの被害に悩まされている人は意外とたくさんいます。
しかし、正しい対処法を知っている人は非常に少ないです。

では、迷惑なハトたちを自分で追い払ったり、寄せ付けないようにしたりすることはできるのでしょうか。
この記事で詳しく見ていきましょう。

ハトよけグッズって本当に効くの?

ハトを寄せ付けないようにするためには、ハト対策グッズを使うことがおすすめです。
とはいえ、「本当に効くの?」と思っている人もたくさんいます。
また中には、間違った知識、イメージを持ってしまっている人も多くいるため、実際に勘違いしやすいポイントについて解説していきます。

磁石

磁石でハトの方向感覚を狂わせることができると思っている人がいます。
確かに、ハトは地磁気を利用して飛んでいます。
ただ、それ以外にしっかりと視覚も利用して飛んでいるのです。

そのため、磁石を設置してもハトの方向感覚を狂わせることはできず、むしろ寄ってきてしまう可能性があります。

超音波

続いては超音波です。
超音波を聞かせるとハトが逃げていくという勘違いをしている人もいますが、そもそもハトは超音波を聞くことができないため、効果がありません。

基本的にハトというのは、
・大きい音
・タカなどの鳴き声
・ハトの威嚇
などを嫌いますが、現実的にこれらの方法で追い払うことはできませんよね。

タカの鳴き声やハトの威嚇を再現することはできませんし、ハトを追い払うために大きな声を出したら、近所中から、
「変人がいる」と噂されるでしょう。

光るもの

光るものを置くと、ハトが寄り付かなくなると思っている人もいます。
これは半分正解で、半分間違いです。
というのも、光るものを設置すると、ハトが怖がるため追い払うことができるのですが、それはあくまでも一時的なものです。

長期間設置しておくと、ハトたちは、
「あれ?あの光ってるやつ、もしかしたら害ないんじゃない?」
となってしまい、再び集結するようになってしまうのです。
そのため、光るものは一時的な効果を得ることはできますが、永続的な効果を期待することはできないため注意が必要です。

ストロボ

カメラのフラッシュのように、強烈な光を設置するストロボという機械があります。
これを設置することでハトを追い払えると思っている人もいます。

これも、先ほどの例と同じで、半分正解で半分間違っています。
というのも、ハトは光るものが嫌いですので、ストロボで一時的に追い払うことができます。
しかし、慣れてしまうとそこまでの効力を発揮しなくなってしまう可能性があるのです。

そしてもっと気を付けなければならないのが、近隣トラブルです。
ストロボを使ったことで、近隣と揉めないようにしなければならず、変に気を使ってしまうこともあります。

ニオイを発するもの

ニオイを発するものを置いておくというのは、ハトに対して有効です。
しかし、
・ニコチン水
・木酢液
・漂白剤
などをずっと外に出しておくと、自分が不快な思いをしてしまう可能性があるため注意が必要です。

電気ショック

電気ショックというのは、ハトに対して有効な対処法となります。
しかし、この電気ショックというのは市販の物でも非常に価格が高く、大体10万円から15万円ほどかかってしまう場合がありますので、あまりコスパは良くないと言えるでしょう。

本当に効果的なハト対策は?

では、本当に効果的なハト対策とは一体何なのでしょうか。
被害のレベルに合わせてみていきましょう。

レベル1

レベル1の状態というのは、ハトが自宅周辺の電線、屋根などに止まっているという状態です。
この場合は休憩ハトとよばれ、滞在時間は非常に短いです。
このくらいのレベルであれば、
・ワイヤー
・スプレータイプの忌避剤
などで十分対策をすることができます。

レベル2

レベル2というのは、巣までは作らないが、ベランダ内に侵入してきたり、状時間滞在していたりするような状態のことです。
この場合は、ハトが安全な場所と認識している場合がありますので、先ほどと同じように、
・ワイヤー
・スプレータイプの忌避剤
などを利用して追い払いましょう。

レベル3

レベル3まで行くと、ハトが完全に安心しきってしまっています。
そのため、夜間室外機の裏で寝たり、長時間滞在したりする可能性が高いです。
こうなった場合には、
・スパイク
・ジェルタイプの忌避剤
・防鳥ネット
などを駆使して追い払いましょう。

レベル4

レベル4は巣を作っている段階のことです。
このレベルまで来ると、いよいよ洒落にならない状態になってきてしまいます。
仮に、巣を作られ、卵を生まれてしまうと、素人の手では中々駆除したり、撤去したりできなくなってしまいます。

そのため、巣を作っている場合には

  • ジェルタイプの忌避剤
  • 防鳥ネット
  • パンチングメタル

などを利用して、しっかりと対策をしましょう。

もし、完全に巣ができていたり、卵を産み付けられていたりする場合には、駆除業者に依頼をすることをおすすめします

まとめ

このように、ハトの対策グッズというのは様々な種類があります。

また、多くの人がハトの対策グッズについて、間違った知識を持ってしまっているのです。
ただ、それではしっかりとハトを追い払うことができませんので、今回紹介した内容をしっかりと頭に入れて、正しい対処をする必要があるでしょう。

どうしても自分では対処することができないと思った場合は、手を触れずに業者に依頼することをおすすめします。