ダニ

ダニの対処法をご存じでしょうか。ダニというのは、布団などに付着していることが多く、刺されると湿疹ができて痒みや痛みを伴うことが多いです。
この記事では、ダニがどこに潜んでいて、見つけた場合はどう対処すればいいのかということについて、詳しく解説していきます。

ダニはどんな所に潜んでいる?

ダニというのは、人家に生息しています。
ダニが1匹もいない家はないと言われているくらい、どこの家にもいるのです。

基本的には暖かい所や湿度の高い所を好みますが、近年では暖房が当たり前になっているため、どこの家にも、どの季節にも存在している可能性があるのです。
また、あまり聞きたくない内容かもしれませんが、繁殖の条件が揃うと2か月後には2匹のつがいが3000匹に増えてしまうこともあり、4か月後には約450万匹に増えるともいわれているのです!

人を刺すダニはどいつだ!

ダニにはかなりたくさんの種類がいますが、人を刺すダニは限られています。

では、一体どのようなダニが人間を刺すのでしょうか。代表的な2種類を紹介します。

ツメダニ

まずはツメダニです。 ツメダニというのは、ヒョウダニやコナダニを餌とします。
つまり、同じダニを餌とするのです。 ヒョウダニやコナダニというのは食品に付着していることが多く、衛生的な悪影響はありますが、人を刺すことはありません。

このようなダニを餌とするツメダニに刺されると、患部が腫れてかゆくなります。 これが約一週間続くため、かなり注意が必要です。

イエダニ

続いてはイエダニです。 イエダニはツメダニよりも立ちが悪く、時には人の血を吸います。
基本的にはねずみに寄生していることが多いのですが、人間がターゲットになることもあるのです。

このようなことを防ぐためにも、ネズミなどを駆除し、常に室内を綺麗にしておくことが大切なのです。

ダニ被害を防止する方法は?

では、ダニ被害を防止するには一体どうすればいいのでしょうか。

布団を干す

まずは布団を干すということです。
布団を干すだけではダニが死滅する可能性は低いのですが、ダニの餌を除去するという意味では効果的です。

もし布団を干すのであれば、できれば気温が高い日に数時間程布団を干しておくことをおすすめします。
ただ、何時間も灼熱の太陽に充ててしまうと、中々布団から熱気が取れず、熱くて寝付けないということになりかねませんので注意しましょう。

換気をする

ダニというのは、湿度が高い所を好むため定期的に換気をしましょう。
そうすることで、ダニが住み着きにくい環境を作ることができるため、ダニ被害を未然に防止することができます。

燻煙剤

そして、燻煙剤を使うということもおすすめです。
これはダニ以外の不快害虫を駆除することもできるため、かなり効果的なのですが、同時に人体への害も不安視されています。

そのため、燻煙剤を使ったら、しばらくは換気をしておくことをおすすめします。
また、燻煙剤を使う場合はペットや子供、人間が触れることが多い機械などを避難させておくことが大切です。

ダニ防除商品

こちらで紹介しているようなものも、かなり売れているそうです。

ダニに刺されたらどうすればいいの?

では、ダニに刺されてしまったら、一体どうすれば良いのでしょうか。

市販のかゆみ止めを塗る

ダニに刺された場合には、市販のかゆみ止めを塗ることがおすすめです。
そうすることで、かゆみを抑えられる場合もあるため、治りを早めることができる場合があるのです。

とはいえ、症状が中々改善しない場合や、悪化してしまうという場合には一度皮膚科受診することをおすすめします。

マダニの場合は要注意!

一度は聞いたことがあるかもしれませんが、ダニの中でもマダニは非常に危険な部類になります。

マダニに食いつかれると、感染症を引き起こしてしまうのです。そのため、マダニに食いつかれた場合にはすぐに除去する必要があるのですが、無理に引き抜こうとすると頭だけが残ってしまい、体内に侵入してしまいます。

そのため、マダニに食いつかれた場合には、できるだけ早く病院へ行き取り除いてしまうことをおすすめします。
マダニというのは、人間に食いついてから体内に侵入するまでにしばらくの時間を要するため、できるだけ早めに医療機関を受診すれば大事には至らないことが多いです。
とはいえ、マダニというのは自宅などに侵入していることは少ないため、草むらや笹薮などに近づかない限りは心配ないでしょう。

まとめ

ダニには様々な種類がいますが、中には人を刺したり、人の血を吸ったりする個体もいます。 そのようなダニは、どの家にも生息しているため、定期的に布団を干したり換気をしたりして、ダニが住み着きにくい環境を作ることが大切になります。 ダニに刺されてしまうと、かゆみが一週間程続く場合もあるため、できるだけ刺されないように対策をしていくことが大切です。