カラス被害が最も多くなる時期はいつ?身を守る手段3選とは

カラスは攻撃的な性格ではなく、わりと臆病な性格のため、人を襲うことはほとんどありませんが、状況によっては我々人間に襲いかかってくる恐れがあるんです。もしも、子供と庭で遊んでいる最中に突然カラスに襲われたらどうしますか?想像するだけでゾっとしてしまいますよね…。

そこで、子供が被害に遭わないためにも今回はカラスについて詳しく解説していきます。安心して子供と庭で遊べるように、まずはカラス被害が最も多くなる時期を知り、身を守る手段を頭に入れておきましょう!

カラスの種類は関係する?カラス被害が最も多くなる時期

子供がカラスに襲われて怪我をする前にまずは、カラス被害が最も多くなる時期や種類などカラスについて知っておきましょう!

被害をもたらすカラスの種類とは

私達の生活の中で最も目にするのが多いカラ

スの種類は、「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」の2種類でパッと見どちらも同じに見えます。

【ハシブトガラスの特徴】

・くちばしが太い

・くちばしの上部がアーチ状になっている

・額が盛り上がっている

・体は大ぶり

・「カーカー」と鳴く

・跳ねるように歩く

【ハシボソガラスの特徴】

・くちばしが細い

・くちばしが緩やかにカーブしている

・頭部は平ら

・「ガーガー」「ギャーギャー」と鳴く

・二足で歩く

どちらのカラスも生ゴミを散らかしたり、農作物を食い荒らしたりするなどの害を与えますが主に人を攻撃するのは「ハシブトガラス」です。

カラス被害が最も多くなる時期

カラスは基本的に憶病で慎重な性格をしているので人間に近づくことは少ないのですが、3~7月の繁殖期には子を守るために人を襲うことがあります。とくにカラス被害が多い時期は4~6月で、卵から孵ったヒナを育てているのでピリピリモードに…。巣の縄張りに近づいただけで敵とみなされ、攻撃するので絶対に巣には近づいてはいけません。

また、4月中旬~8月はヒナの巣立ちが近づくのでより神経質になり、巣のそばを通りかかるだけで襲われることも…。なるべく巣に近づかないようにするのはもちろん、ガラス越しでも巣を見るのは避けた方が良いでしょう。

カラス被害の時期は秋~冬でも…

カラスは集団となって、ひとつの”ねぐら”を共有する習性を持っていて、その多くが住宅地から少し離れた雑木林や竹林などです。数百羽から数千羽のグループがほとんどですが、大規模なものになると10,000羽を超えることも…。

夕方頃になると電線や建物の屋上などにカラスが群れで集まっているをよく見かけませんか?これは”ねぐら”に戻る前に一旦集まる「就塒前集合(しゅうじぜんしゅうごう)」と呼ばれる行動で、ねぐらの安全確認が目的と言われています。この集団行動の泣き声でカラス被害の時期は秋~冬でも存在するんです。

カラス被害が発生する時期には要注意!身を守る手段3選紹介

子供や自分自身が襲われないためにも、カラス被害が発生する時期には注意しなければなりません。身を守る手段をまとめましたのでしっかりチェックしていきましょう!

カラスやカラスのヒナに近づかない

カラスに危害を加えないのはもちろんのこと、カラスをずっと見続けていてはいけませんよ。巣が近くにあったときは、すぐにその場から離れましょう。とくに繁殖期時期にはより一層注意してくださいね。

カラスのヒナが巣から落ちていたとしても絶対に触れてはいけませんよ!ヒナが攻撃されていると勘違いして、親のカラスが襲ってくる危険性があります。ヒナを見つけても助けようとせず、その場からそっと離れるようにしましょう。

カラス好みの色をまとわない

赤・青・緑を組み合わせて人は”色”を認識しますが、カラスは赤・青・緑以外に”紫外線”の4色を組み合わせて色を認識しています。視力は人間の約5倍で、鳥類全体の網膜の視細胞は人より発達しており、人間以上に色を識別できる力が備えられているんです。

そして黄色は、カラスが判断しやすい色と言われ、攻撃する際の的になりやすくなっています。そのため、黄色のものを身につけていると攻撃される可能性が十分にありますので注意しましょう!

巣を発見したら自力で駆除しない

カラスやヒナ、卵は「鳥獣保護管理法」の保護対象となっているため、国の許可なく駆除することはできません。巣にヒナや卵がいなければ許可なく撤去することは可能ですが、撤去した際に巣の中にヒナや卵が隠れていた場合は、「鳥獣保護管理法」に引っかかる可能性も…。

親カラスに襲われる危険があり、一度襲われると何度も繰り返し襲ってくることもあるので、巣を発見したら自力で駆除せずに駆除専門業者に依頼すると良いでしょう。

まとめ

カラス被害が最も多くなる時期は3~7月の繁殖期で、とくに卵から孵ったヒナを育てている4~6月は、子を守るために厳重に警戒しています。そのため、自力で巣を駆除しようとすると襲い掛かってくる危険性があるので注意が必要です。

もしも、お家にカラスの巣を見つけてしまったら、駆除専門業者に依頼するようにしましょう!駆除専門業者は豊富な知識で丁寧に駆除し、アフターフォローもしっかり行ってくれますよ。